「生物多様性」勉強会② 自然資本、エコロジカルフットプリントについて #CSIチャレンジ
こんにちは!ARUNインターンの渡邉です。CSIチャレンジ5がもうすぐスタートしますが、その前に私たちは生物多様性の重要性を深く理解するために、勉強会を開催しています。今回はその第2回目について、参加した感想と学んだことを共有します。
事前準備としてのリーディング
今回もWWFの資料「生物多様性の経済学」を読み進めました。15ページから32ページまでの範囲では、「資産の分類と評価」や「家族計画とリプロダクティブ・ヘルス」について学び、自然資本の保護の重要性についての理解を深めました。
ディスカッションのハイライト
ディスカッションでは、特に3つのポイントに焦点を当てました:
①自然資本とその保護
私たちは自然資本がどのように私たちの社会に不可欠であるか、そしてその保護がなぜ重要なのかについて深く議論しました。自然資本とは、清潔な水、清浄な空気、肥沃な土壌など、自然が提供する資産のことです。これらは私たちの経済システムの基盤を形成し、私たちの生活の質を直接的に向上させます。
このセッションでは、実際に行った印旛沼の一坪田んぼ池づくりの活動を事例として取り上げました。この活動は、雨水の浸透力機能の向上、生物多様性の保全、そして災害リスクの軽減に寄与することで、自然資本の価値を直接的に示しています。私たちは、地域社会の水源を保全し、生物多様性を支え、同時に災害リスクを軽減することがいかに相互に関連しているかを学びました。
②エコロジカルフットプリントの再定義
エコロジカルフットプリントについては、その定義を明確にすることから始めました。資料では下記のように定義されていました。
この概念は、私たちの生活様式が地球上でどれだけの生物的資源を消費しているかを示す指標です。私たちは、人類の活動が生物圏に与える影響をどのように効率的に転換できるかについて議論しました。例えば、農業の実践を改善することで、同じ量の食料をより少ない資源で生産できるようにすることが、エコロジカルフットプリントを減らす方法の一つです。
③食品ロスとその他の影響
食品ロスの問題は、生物多様性減少の主要な原因の一つとして議論されました。私たちは、食品ロスを減らすために個人ができること、そして政府や大きな団体がどのようにしてこれを支援できるかについて話し合いました。イギリスでの事例を参考に、食品の賞味期限や保存方法に関する情報の改善、食品の寄付や再利用の促進、廃棄物処理方法の改善などが食品ロスを減らすための有効な手段であることが明らかになりました。
このディスカッションでは、食品ロス問題だけでなく、ファストファッションといった他の持続可能性に関する課題にも触れました。ファストファッションのサイクルが環境に与える影響と、消費者の行動がこれらの問題にどのように影響を与えるかについて議論しました。
おわりに
今回の勉強会で、自然資本の価値、エコロジカルフットプリント、食品ロスの問題について深く学ぶことができました。これらの知識は、今後のCSIチャレンジだけでなく、私たちの日常生活においても非常に役立ちます。
次回の勉強会では、人口増加など、今回取り上げられなかったテーマについても話し合いたいと思います。新しい知見を得ることは常に刺激的であり、他のインターンとのディスカッションは新たな視点を提供してくれます。
次回もお楽しみに!
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