1月11日：心に誓う新月

1月11日午後９時ごろ
新月を迎えます。

サイデリアル方式のインド占星術では
星座：射手座
ナクシャトラ：プールヴァ・アーシャーダ

無敵の星と呼ばれる
ナクシャトラです。

はるか昔の時代、
勝利を確実なものにするために
このナクシャトラを
宣戦布告の日に選んでいたと言われています。

そうしたことから
夢や目標、達成したいことを
宣言するのによい日とされています。

プールヴァ・アーシャーダのシンボルは
扇やもみ殻をふるう籠

どちらも
不要なものを取り除き
必要な物だけを残す働きをもつものです。

打ち立てた目標を達成するには
まず、目標そのものに
どれだけ情熱を注げるかが
大切になります。

目標へ向かって努力を始めたものの
途中でやる気がなくなってしまう
情熱が薄れてしまう
興味が他に移ってしまう
といったことは案外よくあることです。

そうした経験から学ぶことも
たくさんありますが、
達成したことによる
喜びや充実感を
味わうことができません。

何かを成し遂げようと誓う前に
その目標は本当に求めているものなのかを
しっかり見極めることも大切です。

プールヴァ・アーシャーダに
ふるいにかけることと
無敵ということの
両方の意味が備わっているのは
正しい目標を設定することで
必ず達成へと導かれることを
示しているのだと思います。

すでに今年の目標を決めている場合も
これから考えようという場合も
それが本当に成し遂げたいものなのかを
見定めることからはじめてみてください。

なぜそれを成し遂げたいと思うのか
その理由と向き合うことで
心から望む目標を選ぶことができます。

達成を目指すに値する目標を掲げて
一歩を踏み出しましょう。

ラーフとケートゥの影響
今回の新月には
カルマの星と呼ばれる
ラーフとケートゥが
月と太陽と緊密な結びつきをみせています。

社会的には、ここからしばらくの間に
2024年を通してメインの課題となるような
象徴的な出来事が浮かび上がってくるかもしれません。

それはまた個人レベルでも同じです。

特にこの新月から次の満月までの間、
身近に起こる出来事をよく観察してみてください。
そこに今年のメインテーマとなることの
ヒントがあります。

木星と火星の影響
昨年末に順行に戻った牡羊座の木星も
この新月で
月と太陽に強い影響を与えています。

プールヴァ・アーシャーダには
広げるエネルギーがありますが、
木星の影響を受けて
拡大のエネルギーはさらに強まります。

新月の願いごとも
いつもよりも力強さが増します。

さらに、
月・太陽と同じ射手座にいる火星が
木星と星座交換し、
お互いの結びつきが強まります。

木星との結びつきが強化されて
火星のもつ行動力や情熱のエネルギーが
強まります。

行動力と情熱、そして
拡大する強いエネルギーです。

ただし行き過ぎた行動や情熱には
少し注意も必要です。
争いにつながることもあるからです。

冷静さを保つことや、
行動の前に一呼吸おいて
考える時間をとることが大切になります。

太陽の山羊座入り
1月15日には
神々の昼の季節の始まりを祝う
マカラサンクランティを迎えます。

春の先触れとなる吉兆な祝祭。
春の訪れはもうすぐです。

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思いもしなかった
大きな災害や事故から始まった
波乱の2024年

今年は
少し気持ちを引き締めて過ごす
一年となりそうです。