10月3日新月
10月3日 午前3時49分(中央標準時)
新月を迎えます。
星座:乙女座
ナクシャトラ:ハスタ
日蝕
今回の新月は、日蝕を伴います。
日蝕が見られるのは、
南アメリカや太平洋、大西洋など
一部の地域だけなので
残念ながら日本では観測できません。
観測はできなくても、日蝕の影響は
どの地域でも受けることになります。
大まかには日蝕は
終わりと始まりのターニングポイント
だと言われています。
終わりが強調されるのか、
始まりが強調されるのか
あるいは、その両方か。
それはそれぞれの、個人であれ国であれ、
個別のチャートのどの場所で
その日蝕が起こるのかによって違います。
日蝕や月蝕の影響は、その前後数日あるいは
数週間前から始まることもあります。
すでになにかしら切り替わりを
体験している場合もあると思いますし、
これから、何かを終わらせるあるいは
新しく始める計画を立てている場合も
あるでしょう。
日蝕だからと計画した訳でなく
自然とそういった流れになっているのは
宇宙のリズムに沿っているということです。
流れが来ているのであれば、
その流れに乗るほうがすんなりと
物事が進むはずです。
ケートゥ
今回の新月はケートゥと重なり
その影響を強く受けることになります。
ケートゥは手放しのエネルギーです。
日蝕には
終わりと始まりが強調されますが、
ケートゥが重なることで、
終わらせる事、手放す事が
より強調される場合があります。
断ち切りたいことや終わらせたい関係
あるいは、手放したい物事を整理することを
促進するエネルギーです。
これからの半年、つまり、
次の月蝕・日蝕の季節がやってくるまでの間は
このエネルギーを活用して整理整頓を心がけると
他の時期よりも、
スムーズに事が進みやすくなります。
ハスタ
今回の新月のナクシャトラはハスタ。
ハスタのシンボルは手です。
手は物事を作り出す創造の元でもあり
ヒーリングの象徴でもあります。
この新月で焦点が当たるのは
・健康に関すること
・医療関係
・癒やし
・何か手を使っての作業や作品作り
・音楽や芸術の分野
普段からこうした分野に関わっている場合には
少し注意して観察してみてください。
切り替わりなど何かしら変化を
体験しやすい環境になります。
逆に、
積極的に切り替わりを心がけるのにも
よい時期になります。
特に、ハスタで焦点の当たる分野において
手放す、あるいは断ち切るなどの行動は
他の時期よりも事が進みやすいはずです。
ピトリ・パクシャの終わり
9月の満月から始まった
先祖供養の期間、ピトリ・パクシャは
この新月をもって終わります。
日本でも丁度、お彼岸の期間が重なり
お墓参りなどが行われていたかと思います。
ピトリ・パクシャの期間は
あちらの世界とこちらの世界のベールが薄くなり
彼岸をより近く感じることができる期間
とされています。
この期間に先祖の魂を供養することで、
私たち自身もよりよい方向へと
進むことができるのだそうです。
ピトリ・パクシャの期間が終わると
この後、夜の時間はどんどん長くなり
外での活動よりも内に向かう活動の比重が
増えてきます。
ピトリ・パクシャの終わりは
ひとつの季節の区切りにもなっています。
最後に
新月の前後は、頭痛ややたらと眠いなど
体の不調を感じる場合があります。
私もそのひとりで、
昨日から頭が重く軽い頭痛があります。
肩こりかな?首コリかな?寝不足かな?
など色々と原因も考えられますが、
新月だからというのもあるんだろうと
新月に不調を感じる度に思います。
太陽は健康を象徴する天体でもあるので、
その太陽と月が重なる新月は
エネルギー的に低くなり健康に影響する
という解説を読んだことがあります。
このことが、不調を感じることに
つながっているのだと思います。
それだからこそ、
新月という天体の現象を
一旦立ち止まり
少し自分自身の状態に目を向けてみる
そんな機会にするとよいと思います。
時間の流れの速い今の時代には
昔から変わることなく刻み続ける
月の満ち欠けという時間軸に
少し注意を向けてみることが
流れに飲み込まれないための
ちょっとしたストッパーになるのでは
と思うのです。