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【グラナダム】

無題347

柘榴を模した姿の高位死神。
天界にて、浄化できないほど汚れてしまった魂を消滅させる仕事をしている。
シルベストリィスと反対の性質を持つ神であり、彼の恋人。
性質の変異を防ぐため、職務の違う高位神同士の恋愛は固く禁じられている。
ゆえに逢瀬は誰にも知られてはいけない。

シルベストは彼女の持つ性質と、人間への情け深さや包容力に惹かれ、グラナダムは彼の持つ性質と、仕事へ対する葛藤による危うさに惹かれた。

そして、怪しんだ同僚が上司を連れて物陰から逢瀬を見る、その瞳と目が合った時。
シルベストが死神殺しを決意するより、グラナダムが言葉を紡ぐ方が早かった。
『わたくしが彼を好いて、無理に逢ってもらっていたのです』

ふたりの命とひとりの罪を庇ったグラナダムは、高位神のもとで裁かれ身体を失い、魂だけの姿で天界を追放された。
激しい後悔の念に苛まれるシルベストは、命の輪廻の仕事に従事しながら、彼女の魂が再び還ってくる可能性を信じるしかなかった。
しかし、彼女が偽死神によって星にされたという話が耳に入った時、彼の望みは絶たれる。

無題351-01-04

武器は周囲に召喚する石榴。
これを相手に見立てて握り潰す。
すると、相手の同じ箇所が柘榴のように潰れる。
見立ての際は精神干渉が必要なので、自分より高位の敵に対しては、柘榴を沢山召喚して実の弾を発射することもある。

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オマケの線画。

ちなみにモチーフとなった石榴には、花と実で二通りの花言葉がある

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