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【オール】
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63655517/picture_pc_75e014c7ebd7807992bed5f9a5f36f35.jpeg?width=1200)
エトワアルの上空に存在する次元 "ザエンド" のたったひとりの住人であり、この世界を守る者。
光りに溢れた聖域の中央にある『静かの城』に住まう、影で出来た少年。
ここには終わった物語や登場人物が集められ、その眠りを静かに守っている。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63655584/picture_pc_902e707826061aeb2ea5269a7154c0eb.jpeg?width=1200)
普段は、ピースと対のような少年の姿をとっているが、影そのもので出来ているため、どんな姿にもなれる。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63655563/picture_pc_5e921f6f6b005e2ddd79c3c7a6af1c5c.jpeg?width=1200)
青年の姿をとったオール。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63655675/picture_pc_fdb9672fa74e54074ac24a3446162c6b.jpeg?width=1200)
オールだけのための旅人・ピースが下の次元から運んでくる、語り終えられた物語たち。
それを受けとるとき流れ込んでくる記憶や感情は、止まった世界にいるオールにとって、温かいものである。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63655633/picture_pc_837079120bb8d1912515c96f4634b8d2.jpeg?width=1200)
最初オールは、世界を巡る空想RPGのラスボスとしてつくっていました。
ある人間が、想像の世界を創る子供心を忘れ、大人になってしまった。
その忘れられた"想像するこころ"がオール。(他人の気持ちを想像する意味の"想像"ではなく、"創造"の心)
想像の世界の創造主です。
主人公ピースは、オールが創り出した世界を順に廻って、糸で再び物語を紡ぎあげ、ふさぎ込んでいるオールの元へ。
狂気のオールは様々な形態に変化し戦いを繰り広げ、最終的にハートのかたちになって、ピースの縫い針で貫かれ物語の色に染められます。
自身も物語となり、世界へ還ってゆくオール。
ピースにもオールの物語が伝わり、自身が"人間に自分を思い出してほしくてぼくが出来た"と明かしました。
ピースは最後に、ボタンの空虚な穴を"忘れられた世界"、その穴を想像の糸で紡ぎなおしてきたと見立てて、人間のこころにボタンを縫い留めて役割りを終えます。
現実世界の人間は、創造するこころを思い出せたのでしょうか…?
🎧イメソン:藤井 風 きらり