安易な(USB/PD)トリガーケーブルの利用は注意した管理が必要
USB PD(パワーデリバリ。急速充電)に非対応だったとき
そこそこのお値段で、(USB、PD)対応トリガーケーブルというものが売られています。注意と管理がなぜ必要なのか?
ひと言で「パワーデリバリー用ダミー(システム)」とたとえれば、ピンと来るでしょうか? 要は、うまいことパワーデリバリ―の仕組みと管理をごまかし、パワーデリバリ―程度の電源出力(12V以上が目安)のものを、むりやり利用可能にしてしまう。
もちろん、トリガーケーブルによっては独自の「過充電(充電しすぎてパンパン)」防止の仕組みがセットになっている製品もあります。
ただ、安価な製品だと省かれていることも多々
そうです。仕組みがなく単に、つなげられるようにしただけの製品だと「安心できません! 過充電しちゃいますから」(パーンッ)となり兼ねません。充電先が過充電防止の仕組みを搭載しているケースも多く、あまり話題になっていませんが、過充電になると……!
熱くなってくる→目玉焼きが作れそう→ガスが生成され始めて膨らむ→正直、壊れてくれればいいけれど運が悪いと発火→怒りと共に家屋まで燃え出して→メーカーは「自己責任でしょ」→詰む
「よくわからないけど充電できてるからOK」ではなく、「よくわからない充電は万一があるから、3分おきに熱くなってないか調べよう」が、この手のガジェットの鉄則、お約束です。
うまく活かせれば、メーカー側がPD(パワーデリバリー)充電はむり、と回答されても非常用として「自己責任で」充電可能にできて便利です。
入力優先で数値が合うかどうか調べて使いましょう!
1:出力は何V(ボルト 乾電池は1.5V)で何A(アンペア)ですか?
2:入力側が36W(ワット)ならば12V×3Aで、たぶん問題ありませんが、V(ボルト)やA(アンペア)の記載があれば、必ず優先してください。
入力5Vと記載があるのに12Vで充電したら、熱で機器は故障必須。
3:出力する側のA(アンペア)が低いときでもジワリジワリと充電できるケースがあります。例:12Vで1.5Aで出力、充電される側は12V、3Aと記載。逆は絶対にダメ! 充電される側の記載が最優先です。
4:出力が充電される側が求めるV(ボルト)の値より小さいときは、ほぼ絶望的です。他の種類を探すか、本来通りに「純正品を」推奨します。