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遺品の整理

相続の手続きをこの1年間やってきて、捨てていいのかどうなのかわからない書類が、リビングに山積して、ずっと置かれていた
忙しい毎日を過ごしていると、そういった書類をに向き合う時間は全くない
ただの散らかった状態に、ストレスを感じていた

そこで、夫の遺品を整理してみることにした。
まずは、わかりやすいものから…
スーツ、メガネ、CD
思い出があるなしで、選別すると、ほとんど捨てられない
なので、使えるかそうでないかで選別することにした
私服やCDは、売って、あとのほとんどは廃棄だ

人が、亡くなるという事は、その人の足跡がよくわかる
こだわったものや手放せなかったもの、私の知らなかった一面や、彼が生きていた時の伏線を回収してくれる。

時間が経過する事で、その出来事はすべて過去のことになってしまう。
もうその時に、誰も戻ることはできない
1年前は、すべてが思い出になるのが、怖かった

もちろん今も、突き詰めると寂しいと思うこともあるが、いい思い出は、何気ない日常にうるおいを与えてくれる

遺品を整理して空いたスペースに、リビングに山積していた書類の引き出しを作った

こうやって、時間と共に形を変えて、いくのだろう

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