J様に会いに
J様とお会いすることが出来なくなって半年が経ちました。
調べてみると、大阪にも他にも大きな女王様もいなくもないのですが、どうしてもJ様と比べてしまいます。それに、もし仮にJ様より大柄な巨女様が現れたにせよ(滅多にいないと思いますが)、J様との素敵な体験を超えることはないのだろうなと思うと、SMクラブに行こうという気になれなかったのです。
もう一度J様とお会いしたい。SMバーなので、せいぜい軽くビンタをして頂いたり、手首を縛られるくらいのプレイかもしれないけど、J様に苛められたい。一目あの神々しいお姿を拝見したい。いつもJ様と待ち合わせる時、何十メートル先の交差点にJ様の大きな身体が見えただけで私の情けない小ちんこは、その子ども並みのサイズとは裏腹にオスとしての機能を働かせ、激しくいきり勃っていました。
今年になって、タイミングよくJ様が在籍されているバーがある町に訪れる機会があったので、一泊宿をとりお尋ねすることにしました。
J様のバーには、細く小柄ながら存在感のある大阪から来たゲスト女王様、私のようなM男から見ても、この子たちが縛り上げられたらさぞかし美しいだろうなと思わせる、肉感的な美人M女さん、可愛らしいタイプのM女さんがおられました。
半年ほどしか経ってないので当たり前ですが、少しお痩せになられた以外には以前と全く変わらないJ様がおられました。
私は少し緊張しながらウーロン茶を頂いてJ様とお話させて頂きました。
実はこんなに長くJ様とお話させて頂いたのは初めてだったのです。セッション前は取り立てて長々と打ち合わせする必要もなく、J様が私の上に腰掛けられたり、もっと早い時にはエレベーターの中で既にセッションが始まるような状況でしたし、終了後は私の貧弱な体力では疲労困憊状態だったので、まともに会話を交わせないことも多々ありました。やはりJ様を前にすると年甲斐もなく緊張していたというのもありますし。
J様の、私のプライヴェートでの趣味のお話に始まり、今まで聞いたことのなかったJ様初めてのSM体験の話、バーに替わられた経緯など、とりとめもない話からちょっとディープなやり取りまで、リラックスしてこういうお話が出来るのはやはりバーという業態ならではだと思います。
私はお酒が飲めないこともあってバーを避けていたのですが、部活や会社の飲み会(今時酒を強要されるのは相当古い体質の学校、会社だとは思いますが)ではないので、下戸でも誰に強制されるでもないリラックスした空間を楽しめると思います。
そういえば、今まで周囲の飲兵衛に連れて行かれたお店でも、本当にお客さんに大事にされている店であれば、悪酔いして雰囲気をぶち壊すような客など滅多にいないものなのです。まして、SM愛好というある意味閉ざされた空間ではなおのことだと思います。
そんなリラックスした空間が突然張り詰めました。
「ちび、ちょっと遊ぼうか」