青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会812
解説
青山繁晴さんが、新しい総裁(自民党のトップ)になった石破さんの行動について話しています。石破さんは、衆議院議員だけに「どの役職につきたいですか」というアンケートをしました。これは今までになかった新しい試みです。
でも、青山さんは「なぜ参議院議員には聞かないの?」と疑問に思いました。実は、総裁には参議院の人事を決める権利がありません。参議院は自分たちで決めるんです。これを「故(ふる)い城」と青山さんは表現しています。
参議院議員は全国から選ばれるので、地域のことだけでなく国全体のことを考えられる立場にあります。でも、今の政治では世襲(親から子へ議員の席を引き継ぐこと)が多くなっていて、それは憲法が禁止している「門地(家柄)による差別」に近いのではないかと青山さんは心配しています。
青山さんは、お金を集めないで政治活動をする新しい方法を試してきました。でも、参議院では古い慣習(昔からのやり方)が強くて、新しい考えを受け入れにくい雰囲気があるそうです。
最後に、衆議院と参議院の関係について触れています。日本は両院制(衆議院と参議院の2つがある)ですが、今はその関係がうまくいっていないと青山さんは考えています。
坂本龍馬との会話
龍馬:「おい、若い衆!今の政治の話を聞いたかい?」
中学生:「はい、聞きました。でも難しくてよくわかりません...」
龍馬:「そりゃそうじゃ。でも大事なことじゃ。簡単に言うとな、今の政治は古い慣習にとらわれすぎているんじゃ。」
中学生:「古い慣習ってどういうことですか?」
龍馬:「例えばな、参議院という場所では、長く議員をやっている人しか重要な役職につけんのじゃ。新しい考えを持った若い議員さんが意見を言いにくい状況なんじゃ。」
中学生:「でも、経験がある人の方が良いんじゃないですか?」
龍馬:「そりゃあ経験も大事じゃ。けどな、時代は変わっていく。新しい考えも必要なんじゃ。それに、全国から選ばれた参議院議員は、もっと国全体のことを考えられるはずなんじゃ。」
中学生:「なるほど...でも、世襲って何ですか?」
龍馬:「世襲というのは、親が議員だった人が、そのまま子どもも議員になることじゃ。これがあんまり多いと、いろんな考えを持った人が政治に参加しにくくなるんじゃ。」
中学生:「それって良くないんですね。」
龍馬:「そうじゃ。日本の憲法では、家柄で人を差別してはいけないって書いてあるんじゃ。世襲が多すぎると、その精神に反するかもしれんのじゃ。」
中学生:「青山さんは新しいやり方を試してるんですよね?」
龍馬:「そうじゃ。お金を集めずに政治活動をする方法を試しているんじゃ。これは大変なことじゃが、とても大事な挑戦じゃ。」
中学生:「でも、それが受け入れられていないんですね...」
龍馬:「そうじゃな。でも、諦めちゃいかん。変化は時間がかかるもんじゃ。青山さんのような人が頑張り続けることで、少しずつ変わっていくかもしれんのじゃ。」
中学生:「僕たちにも何かできることはありますか?」
龍馬:「おお、それはええ質問じゃ!まずは、こういう政治の仕組みに興味を持ち続けることじゃ。そして、大人になったら自分で考えて投票することじゃ。それが民主主義(みんなで決める政治)の基本なんじゃ。」
中学生:「わかりました!もっと政治のことを勉強してみます!」
龍馬:「その意気じゃ!君たちが日本の未来を作っていくんじゃ。頑張れよ!」
よくある質問 (FAQ)
Q1: 参議院と衆議院の違いは何じゃ?
A1: よい質問じゃ!参議院は全国区で選ばれる議員が多く、国全体のことを考えやすい立場にあるんじゃ。衆議院は地域ごとに選ばれるので、地元の声を反映しやすいんじゃ。両方あることで、バランスの取れた政治ができるはずなんじゃ。
Q2: なぜ世襲議員が問題になるんじゃ?
A2: 世襲が多くなると、新しい人や考えが政治に入りにくくなるんじゃ。それに、「生まれ」で差別するなという憲法の精神にも反するかもしれんのじゃ。多様な背景を持つ人が政治に参加できる方が、よりよい国づくりができるんじゃ。
Q3: 青山さんの新しい政治活動の方法とは具体的に何じゃ?
A3: 青山さんは、企業や個人からのお金(献金)を受け取らず、パーティーも開かず、どの派閥にも属さない方法を取っているんじゃ。これは、特定の人や団体の利益だけでなく、国全体の利益を考えやすくするための方法なんじゃ。
Q4: 参議院の「古い慣習」を変えるにはどうすればいいんじゃ?
A4: 難しい問題じゃが、まずは国民がこの問題に関心を持ち、議論することが大切じゃ。そして、新しい考えを持った議員を支持したり、自分たちの声を政治に届けたりすることで、少しずつ変わっていく可能性があるんじゃ。
Q5: 中学生の私たちにもできることはあるんじゃろうか?
A5: もちろんあるとも!まずは政治や社会の仕組みに興味を持ち、勉強することじゃ。そして、家族や友達と政治について話し合ってみるのもいいじゃろう。将来、選挙権を得たら、しっかり考えて投票することが大切じゃ。君たち若い世代の声が、日本の未来を作っていくんじゃ!