【緊急開催】開発民俗学の視角★第1回★地域研究と地域開発からウクライナ情勢を語る

1.はじめに

■なぜウクライナ情勢を取り上げるのか
①国際共創塾のスタンス(日和見)
②日本人か世界で生き延びるための試金石

2.基本的な考え方

①正義の反対は、また別の正義 by 岡田兵吾
②白黒をはっきりさせずにまず場をつくる
愛・地球博、長久手市の海部の森の移転にあたってごみ運動おばちゃんたちがやったこと

3.開発民俗学の視角から

①文化人類学と民俗学の違い ※文化人類学は違いに着目し民俗学は同じところに着目する(宮本常一)
②具体的なものから考える ※構造主義ではなく、自ら具体的なものからの構成主義
③地域研究×地域開発=実践の学問

4.地域研究の視点から

①文化相対主義 -人種や宗教など国家とは別の指標も考慮されているー
②ビッグワードとラベル張りに注意 -理論と現実の乖離- ※下記の例を参照
③つくられた歴史 -歴史は書き換えられる、歴史はつくられる-

例:「近代・資本主義・国民・国家」
上記の言葉の中には、近代、(民主主義)、資本主義、国民、国家、民族自決の原則などの概念が内在されているが、果たして日本と他の国の人たちとで具体的な内容の共有はできているのであろうか。われわれは、あくまで「日本語」での定義しか知らないことを認めるべき。

5.地域開発の視点から

①スケールの問題(国家←→コミュニティ)
②人は相手によっていうことが違う(送り手)
③人は見たいものしか見ない(受け手)→情報操作(メディアリテラシー)
④本当の主役を見出すのが難しい

6.まとめ

①歴史は自分(たち)がつくる(どう解釈するのか)
②相手によっていうことが違う(客観性はあり得ない)
④喧嘩両成敗ではない→双方が安全安心に意見をいえる場づくりこそが大切

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