小学校教員資格認定試験(2021年度)受験記~試験勉強①~
小学校で働きたいと思い、最初は通信制の大学で小学校教員資格を取得しようとしたのですが、今の仕事と育児をしながら教育実習に行くのはどうにも無理でした。
そんなとき、友人からこの試験について聞き、試験一発で小学校の教員資格が得られるなんて!と感動し、受験を決意。
でも一体、どんな試験で何を勉強すれば?とさっぱりわかりませんでした。受験案内の「試験の内容」をみても、何のことやら。
そんなわけで、私と同じような気持ちの方に試験について書いてみます。
試験は1次試験と2次試験がありますが、ここでは1次試験について。
【1次試験の内容と対策①】
1次試験は筆記試験で区分は4つあり、
マークシート択一式と論述式があります。
以下は2021年度の受験案内より転載です。
令和3年度 小学校教員資格認定試験 受験案内 (nits.go.jp)
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◆教科及び教職に関する科目(Ⅰ)…マークシート択一式
教育職員免許法(中略)における
「教育の基礎的理解に関する科目」及び、「道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目」に関する専門的事項。
◆教科及び教職に関する科目(Ⅱ)…マークシート択一式
小学校の各教科の具体的な授業場面を想定した指導法及びこれに付随する基礎的な教科内容。
小学校10教科(※)の中から、音楽、図画工作、体育のうち2教科以上を含む6教科を選択して受験する。
※10教科:
国語、算数、理科、社会、生活、音楽、図画工作、体育、家庭科、外国語
◆教科及び教職に関する科目(Ⅲ)…論述式
小学校の各教科の具体的な授業場面を想定した指導法及びこれに付随する基礎的な教科内容。
小学校10教科の中から1教科を選択して受験する。
◆教科及び教職に関する科目(Ⅳ)…論述式
教職への理解及び意欲、児童理解、実践的指導力等、小学校教員として必要な能力等全般に関する事項
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最初、読んでも意味がさっぱりわからず、一体どんな内容?何をどうやって勉強すればいいの?状態。
でもとにかく勉強しなければ合格できないので、
過去に受験された方のブログやnoteを読んで勉強を始めました。
◆試験Ⅰ&Ⅱ対策
試験Ⅰ&Ⅱ対策で購入した本はこちら
◆東京アカデミー編(オープンセサミシリーズ)
「教員採用試験対策 参考書 教職教養Ⅰ」「同Ⅱ」
「教員採用試験対策 問題集 教職教養」
「教員採用試験対策 参考書 小学校全科」
「教員採用試験対策 問題集 小学校全科」
教員採用試験対策本はいくつも出ていますが、
私は書籍については、この本だけを繰り返しやりました。
最初参考書から読み始めたのですが、睡魔との闘いになり全く頭に入らず。
それで、こんな勉強方法をとりました。
①まったくわからないがとにかく問題集の問題を解く。わからなくても適当な答えてみる(そしてほぼできないので、解答を見て「ほほう」と思う)。
②参考書を読み、内容をノートにまとめる。
③その後にもう一度問題集の問題を解く(できない問題のほうが多く、解答見て「そうだったか」と思う)。
④ノートを見直す→次のテーマに移る。
⑤全部解き終えたら、もう一度最初から問題集をやり直す。
いい教材はほかにも色々あると思いますが、私はノートに概要をまとめること、そして同じ問題をくりかえしやってよかったと思います。参考書に解説がないけど問題集で出題されているものあり、そうしたことはインターネットで調べてノートに補足してまとめていきました。そうすると、徐々に内容が整理されて頭に入るようになっていきました。
とにかく覚えるしかないようなものは学生時代にもやった語呂合わせで覚えたり、特に学習指導要領の変遷などは自分の経験と結び付けて覚えたりしました(私の小学校時代は生活科はなかったな、とか、後輩はゆとり世代だったな、とか)。
最初はまったく手ごたえなかったのですが、繰り返すうちにできるようになっていったので、私はこの勉強法はあっていたと思います。
◆参考にしたインターネットサイト
・公式サイトにある過去問
過去問はこちら↓
過去の試験問題、正答、合格判定基準|NITS 独立行政法人教職員支援機構
試験(Ⅱ)は6教科を選択しなければならないので、最初に一度問題を解いてみてから選んでもいいと思います(私は国語、生活、家庭科、図画工作、体育、外国語を選びました)。
他の方も書いていらっしゃいますが、教科によって難易度は違うと思います。
学習指導要領の空欄補充問題を出す教科もあれば、学習指導要領の内容を踏まえて授業内容が適切かどうかを問う教科もありました。
また、出題形式も異なっていて、4つの選択肢のうち誤っているものを選ばせる教科もあれば、4つの選択肢のうち誤っているものの数を選ばせる教科もありました。
前者より後者のほうが難しい!
あと、その場で考えれば答えられるよ問題が多めの教科もあり。
ほかに、参考にしたり読んだり見たりした主なサイトは以下の通りです。
・文部科学省の学習指導要領のサイト
学習指導要領「生きる力」:文部科学省 (mext.go.jp)
そもそも学習指導要領とは何ぞや状態だったので、このサイトの「学習指導要領とは?」と「平成29・30・31年改訂の学習指導要領の趣旨・内容を紹介」は全部読み、これまた概要をノートにまとめました。
・きょうさいブログ
教員採用試験 教職教養 解説 全86記事 一覧 | 教員採用試験対策(きょうさい対策ブログ) (skyosai.com)
この解説は大変お世話になりました。泥縄式にやっていたので、ここで要所やおさえるべきところがわかりましたし、一つ一つの解説もそれほど長くないので、読みやすかったです。おまとめプリントなどもあり、とても心惹かれましたが、時間がなく手は出していません。
・Teach For Japanのブログ
ブログ一覧ページ | Teach For Japan
ここは時事的なテーマについて情報を得るのに使いました。実はGIGAスクール構想なども初耳だったのですが、ここのブログで読んで知りました。それ以外にも教育現場での取り組みなどや現役の先生方の声などもあり、今の学校ではこんなこともやっているのね!と勉強になりました。
・時事通信出版局 教員採用試験対策サイト
時事通信出版局 | 教員採用試験対策サイト (jiji.com)
そのうち、私が特に見ていたのはこちら↓
〇「月間教員養成セミナー」の「Web限定コンテンツ」サイト
教セミ連載コラム | 時事通信出版局 (jiji.com)
このコラム、膨大な量があって全部はとても読めませんでしたが、時事ネタから教育史に出てくる重要人物の解説まで幅広く取り上げられていて非常に読みごたえがありました。
〇「学習法」のサイト
学習法 | 時事通信出版局 (jiji.com)
私は使ってなかった(というかこのようなページがあることを知らなかった)のですが、今見ていたらこんなサイトが。練習問題があり、よさそうですね。知ってたら使っていたと思います!
この試験(Ⅰ)(Ⅱ)、範囲が広くて広くてイヤになりそうでしたが、一方で昔の小学校時代を思い出したり、自分の時と比較して違いに感心したり。
また、私は教育関係の仕事をしているので、教育心理などは興味深かったです。
あと、教育法規の勉強で知ったのですが、教育委員会の役割ってこんなに広くて責任も重いんですね!
教科書が選定される過程なども今回初めて知りました。
試験(Ⅲ)(Ⅳ)については②で。
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