[読書]自己管理能力は、将来の恋人探しでもきっと役に立つ!
『子どもの「言わないとやらない!」がなくなる本』田嶋英子さん(青春出版社)を読んで
著者は、プロコーチ NLP マスタープラクティショナーで、高校の先生としてご活躍の後、お子さんの東京大学などへの進学サポートに成功された方です。
モットーは、"出会う人をもれなく成功させる"。お母さんサポートの専門家でもあり、とても心強いです。
著者の本には具体的なアドバイスや親に寄り添うメッセージがあり、児童館や病院に置いてほしい1冊です。
本の表紙には、お母さんが一生懸命話していても子どもがテレビを見て笑っている…といった日常であるある!の様子や、おもちゃがいっぱいのお部屋のシーン、
一方で、自分でお勉強するといった子どものイラストが書かれていて、可愛らしい表紙だと思いました。
この本を読んで一番印象に残ったこと、それは、「自分のことを自分でできると、将来大きくなった時に良いことがいっぱいある」ということです。
会社や授業に間に合うように準備したり出かけるのは生活の中で大事ですし、
結婚を考える時にも、パートナーが自分のことは自分でやってくれるって、すっごく助かります。
自己管理能力がしっかりしていたら、婚活でもバッチリではないでしょうか。
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本を読んで心に残った個所を数えたら、20、ありました。
16 少子化の現代、個人の自己実現をいくらでも目指せるこの時代に、結婚し、あえて子供を産み育てることを選択するということは、それだけで素晴らしいと心から思います。
ありがとうございます。子どもがいない場合の自由、子どもがいるからこそ、心身ともに大変な思いをすることってあります。
子育てのある人生はハードモードですが、渦中も楽しみたいと思います。
18 私は自分の子育てのゴールを決めてから、本当に子育てがしやすくなりました。(中略)短期的なゴールもその都度作るようにすると、毎日単調な繰り返し、と思っていたことが、まったく違うふうに思えてきました。
毎日ご飯を作って寝かしつけて…と、子育ては毎日変わらないと思うこともあります。そんな中、短期的なゴールを作るという発想はありませんでした。子どもができることを1つ1つ増やしていって、子とともに喜びたいと思います。最終的なゴールは、子どもの自立…!
42子どもにとって、夜眠るということは、不安なことでもあるのです。この不安を取り除いて、安心して眠れるように工夫しましょう。
つい忘れてしまうけれど、寝るのって不安な気持ちになるものなんですね。
ぎゅっとしたり、ぬいぐるみが一緒にいるよ、と伝えたりして、不安な気持ちをやわらげたいと思います。
46時間決めを利用しましょう
ただお手伝いをやってもらうだけでなく、時間を決めるとよいそうです!
私たちも、あと何分で片付けよう!と思うとやる気が出ますよね。
47みんなでバンザイをしてもいいし、ハイタッチやハグもいいです。
お手伝いしてくれたり片付けた後、「ありがとう」の一言で済ましてしまいますが、体でも喜びを表現するのっていいな。親も一緒になって喜ぶのって素敵!
68「本日の営業は終了しました」と宣言する
早速やってみました。
「今日はもう時間だから寝るね、私も疲れました。ママ業務終了です。」と家族に言って寝室に行きました。
そうしたら、子も、親に話しかけるのを諦めて、寝る準備をしてくれました。
1日の家事や遊びに区切りをつけるのにも、この営業終了宣言、いいですね。
96「ニコニコ笑顔でありがとう」が習慣として身につくということは、もれなく「運のいい子」「ツイてる人」になるということでもあります
大学時代の先輩が「どうせなら、笑顔でいよう!」といったスタンスでいるのを思い出しました。いつお会いしても笑顔で、人に、悪い印象を持つ隙を与えません。
ありがとう、と一言言えるだけで、時に得をしたり、相手とよい関係ができたり、自分も幸せな気持ちになれます。
わが子はまだまだ、機嫌が悪く「楽しくなかった」とお出かけ帰りに言ってしまいますが、
「ニコニコしていると周りも嬉しいよ」と時々伝えてみます。
(楽しくないことを無理に楽しい、と強制はしない)
99子供の目ではなく、子供の全体を見るようにしているようです。
話を聞く、子どもと向き合う、と言うと、「子供の目をしっかり見る」といったイメージがありました。
全体の雰囲気、たとえば肌の様子を見るなどして、相手の状態や気持ちを確かめる、というのは勉強になりました。
木を見て森を見ずとならないように、ということでしょうか。
101毎日毎日のコミュニケーションは、ゆるく、ざっくりと、暖かく、が基本です
細かくストイックになりすぎないよう、ですね。
コミュニケーションだけでなく、過ごし方でもゆるさを持ちたいです。
私、家でもあまり休むという意識が持ちにくくて、だらだらしてないで、家事をしなきゃ、掃除しよう、など家族にも言ってしまいます。
でも、家の中は本来、くつろいだり安心できる場所ですよね…
「ゆるく、ざっくりと、暖かく」と、壁に貼って毎日見たいくらい。
105 ひとつは毎日寝る前に「私は子育て上手だ」と言うこと。できれば日記か何かに書くこと。
自分で自分に「子育て上手」と言えるのかしら、と思ってしまいますが、子育て上手の暗示をかけつつ、最低限のお世話ができたら、まずはよしとしたいです。
(自分のお世話だけでも大変だし!)
111子供と遊ぶのに大変な努力を要するお母さんがいます。「子どもらしい性格」の割合が少ないお母さんです。
子どもと遊ぶのに苦手意識があって、遊びの世界に入りきれないことがあります。
子どもとおしゃべりするのは楽しいんですが…遊ぶのに努力が必要なタイプの親は、遊びに本気を出すといいそうです。
買い物ごっこでも、値引きとかタイムセールとか日常のエッセンスを入れたら、楽しくなりそう…!?
たまに保育園ごっこをして、子が先生役を、私が子ども役をやっています。思い切って子供になろう…!
117まるでよその子を見るように、少し離れて見ていてください。 私がよその子が泣いているのを観察していたときのように、冷静に、淡々と。
「ギャーギャー泣き叫ぶ」ことによって子供が手に入れているものがある、ということです。
確かに、ごねれば何かをゲットできる、と思うと、子どもが毎回泣いてアピールするようになってしまいますね。ごねるコミュニケーション、おそるべし。
あたふたせず、「泣いてるわね…」と女優(他の子の親)になったつもりで少し離れてみます。
119「言いたいことは泣かずに伝える」
自分自身、感情的にならないよう気をつけたいです。
125「牛乳さん、こぼしてごめんね」
なるほど…何かこぼした時は、こぼしたねと事実を言葉にするんですね。
そして、お母さんに謝るのではないんですね。食べ物に対して、食べてあげられなくてごめんね、と伝えるようにしてみました。(夫にも食べ物さん、ごめんね、と言ってもらった)
131ゴールが「持っていくべきものを確実に持っていけるようになる」
忘れ物は届けない。忘れ物をしないということがゴールではない、とのことです。
今ではまだ、「お母さん、あれ入れてくれた?」など子供に言われているので、「自分(子ども自身)で準備しよう!」を今後の自分の宿題とします。
132「自分がすること・したことが重要なことである」
忘れ物1つからこういった思いを伝えられるとは、子育て、恐るべし。
日常から、自分の行動、責任について考えるヒントがあるんですね。
137子供は大きな声を出したりスピードを上げさせると、興奮してエネルギーが出てくるので、そこを利用します
なるほど。お掃除の時も、楽しく声を出して、ですね。
エイエイオー!!と声を出して、上手に乗り気にさせる方が、怒るよりも親も疲れないですね。
139決まった自分の席で毎日の食事をすることで、子どもの心を安心させることができる
自分の席があるって、確かに嬉しいですよね。小さなことに見えても、いつもと同じ、は安心感を生み出すんですね。
お部屋のレイアウトもあまり変えない方が子供も落ち着くと聞いたことがあります。
153 子どもたちの自立を阻まないために必要なことがあるな、と感じています。それが「一線を引く」ということです。
子供が大きくなった時に、子供部屋に乱入しないよう気をつけたいと思います。
158 自分と自分に属しているものには、見えない糸のようなものがついていると想像してみてください
忘れ物や自分が物を持つ時には見えない糸でつながっている。この感覚は新しいと思いました。
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本の最後の著者の言葉、おかあさんになってくれてありがとう
お母さんと言う経験をさせてくれて、ほんとうにありがとう
に胸が温かくなりました。
以前、保育園の先生に「子育て、時々しんどいです」と伝えた時、
「子供のおかげで親をさせてもらっている」というニュアンスの言葉をかけてもらいました。
子どもは無条件で愛情をくれて、子どもをきっかけに新しい繋がりも作れて、泣くだけだった赤ちゃんがぐんぐんできることが増えていく…という新鮮で楽しい日々をくれました。
親になった私も、あなたも、いつもお疲れ様です。日々、驚きと喜びをかみしめていきましょう。