意志をもって、生きていく/#秋の夜長にぴったりのオススメ本
2022秋#書く習慣リストより。
本の帯を見て、「老後、ハラスメント、子育て、仕事、ジェンダー」と文字がおどるのを見て、今どきの問題を取り入れた、きっと素敵な本じゃないか!と手に取りました。
この本を読み進めるうちに、原田マハさんの、「総理の夫」の映画を思い出しました。原田さんの本では、総理ということもあり、スケールが大きく夫側の感情もよく描かれていました。
垣谷さんのこの本では、主人公の主婦と、もう1人の女性のエピソードが代わる代わるになって話が進んでいきます。
時にうまくいかないことをや壁にぶつかることもありますが、それでも進んでいく女性&周りの男性陣の姿があり、読後、いい気持ちでした。
読んで印象的に残った部分について。
121「何言われても楽しそうに笑っとったら、そのうちアホらしなって誰も何も言わんようになるよ」
119「そんなしょうもない人らが瑞恵さんにいったい何をしてくれる?」
125「落ち込むのは三秒で十分じゃ」
141「女は、どこで生まれてどんな考えの男と結婚するかによって、こうも人生が左右されてしまうらしい」
148「しがらみのない人間だからこそ思いきったことをやってくれる」
169「権力を握るまでは屈辱に耐えるしかないねん。」
議員のミサオさんの言葉が、頼りになるおばあちゃんの言葉のように、特に胸にしみました。
女性一人一人が、自分の生活や考え方を変えていく、力強く生きていく、意見を発していく様子にとても勇気づけられます。
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