【Mac】Boot CampのWindows10でDocker for Windowsが起動しない時にした事
MacBook Pro(13-inch, 2016)でBoot Campを使ってWindows 10を入れ、Docker for Windowsも入れてあれこれしようと思って始めたところ、いくつかつまづいたので備忘録的にここに書いておきます。
なお、OSはHigh Sierra、Boot Campは6.1なので、Windows 10のISOファイルだけでインストール可能です。
インストールするWindows 10のビルドは古い方が良い
これは何度も試した上での結論なのですが、インストール用のディスクがあるならそれをISO化して、Microsoftからダウンロードする場合は古い方のビルド(確かビルド1809)を使うことをお勧めします。
最新のビルドを入れると、かなキーと英数キーが使えなくなるためです。
回避方法は以下のサイトにあるので、参考にしてください。
なお、今のところWindows Updateをかけても、特にかな・英数キーが使えなくなったことはないですが、Windowsとは別にBoot Campもアップデートすることがある場合は、留意する必要があると考えます。
Boot Campアシスタントでパーティション作成中にエラーが起こる
さて、Boot Campアシスタントからのインストールでまず最初につまづいたのが、Boot Campアシスタントを起動して、パーティションサイズを指定してインストールボタンを押し、しばらくしてからのことでした。
いきなり、「ディスクにパーティションを作成できませんでした」というダイアログが表示され、Boot Campアシスタントが終了してしまいました。
その後、再度Boot Campアシスタントを起動しても、「起動ディスクにはパーティションの作成および単一パーティションへの復元はできません」と表示され、埒が開かなくなりました。
そこで少しググったところ、「ディスクユーティリティ」で作りかけのパーティションを削除して、単一のパーティションに復元する必要があるとの事。
Appleのサポートを参考に、パーティションの復元を行いました。
ところがその後も同様にパーティションの作成に失敗しては復元、となってしまったので、流石にこれは何かあるぞ、と、再びググったところ、「Time Machineのローカルスナップショットがあると、パーティションの作成中にエラーが出ることがある」といった記事を見かけたので、実際に確認したところ、確かにローカルスナップショットがあったので、削除しました。
まずTime Machineの「バックアップの自動作成」をオフにしてから、ターミナルを起動して、
sudo tmutil listlocalsnapshots /
と入力して、何やらファイル名が表示されたら、末尾の数字部(20XXで始まる年月日時分秒、例:2019-08-25-120400)を見ながら、
sudo tmutil deletelocalsnapshots 数字部
とすれば、削除できます。
こうして全てのローカルスナップショットを削除してから、改めてパーティションを復元したところ、あの無事、元に戻す事ができました。
そして再びBoot Campアシスタントを起動して、インストールを続けます。
Windowsのインストール完了後、かな・英数キーの対応をしてから、Windows Updateを行うことをお勧めします。
Hyper-Vをオンにするには
Docker for Windowsのインストールは特に問題なく行えたのですが、Hyper-Vの有効化が最後の難関でした。
一般的な設定として、「Windowsの機能の有効化または無効化」で「Hyper-V」関連すべてにチェックを付けます。
これですべてOK、と思ったのが今回のはまりどころでした。
結論から言うと、これではダメで、結局あれこれググって以下のQiitaの記事を参考にさせてもらました。
以下のコマンドをコマンドプロンプトを管理者権限で起動して実行したところ、無事、Docker for Windowsが起動しました。
bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?