Power Appsのススメ 〜その2〜 アプリケーションタイプ
前回はPower Appsのライセンスについて記述しました。
今回は、アプリの作成方法とアプリタイプについて解説いたします。
1.アプリケーションのタイプ
Power Appsのアプリケーションには、3つのタイプがあります。
1−1.キャンバス型
キャンバス型アプリケーションは、あらかじめ用意された様々なパーツを利用してUIを構築し、ソースコードをほとんど書かずにアプリケーションを開発できます。
業務向けのアプリケーション作成に最適で、ほとんど全てのライセンスで作成が可能です。
また、作成したアプリはWebブラウザ上(PC)、またはPower Apps モバイルで起動することができます。
なお、MS365のライセンスでは、このキャンバスアプリのみを作成可能です。
1−2.モデル駆動型
主に管理者向けのアプリケーション作成に向いているタイプで、Dataverse(以前はCDS(Common Data Service)と呼ばれていました)と呼ばれるMicrosoftのPower Platform共通のデータベースに対してデータ管理・分析・表示を、スプレッドシートのようなUIで行うアプリケーションの作成ができます。
ただし、このタイプのアプリケーションは、サブスクリプションプラン、または従量課金プランでのみ作成・実行が可能です。
1−3.ポータル
ポータルとは所謂Webページのことです。
Power Appsのパーツを使ってWebページを作成出来るので、HTMLを直接書く必要もなく、デザインが容易です。
もちろんコードを書いてコンテンツを作成することも出来ます。
ポータルは組織内だけでなく、組織外からのアクセスも可能です。
(ただし、別途ライセンスが必要となります)
なお、「Power Appsのススメ」では、MS365のライセンスで利用可能な「キャンバス型」アプリについて、解説をしていきます。
2.キャンバス型アプリの画面サイズ
キャンバス型アプリは、画面サイズを指定することができます。
画面サイズはアプリ作成後に指定可能です。
(設定方法は後ほど解説します)
デフォルトは16:9ですが、iPadやSurface Pro3といった割と一般的な画面サイズを指定したり、カスタムサイズをピクセル単位で指定することも可能です。
キャンバスアプリはPCだけでなく、タブレット端末での利用場面も多いので、それぞれに合った画面サイズで作成することをお勧めします。
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