web古地図散歩 江戸の水路跡 築地編5
当舎が町歩きイベントとして開催している「古地図散歩に行こう!」をweb上に再現しました。約5キロを3時間ほどかけてお客様に実際に案内している内容を再現したものです。1~6回のうち、1回目だけ無料でお読みいただけます。2回目以降は有料でのご購読となります。2~5回はそれぞれ180円、1~5すべてと配付資料が載っているマガジンは600円です。
寺の町
築地本願寺の本堂に向かって右側にある門から外に出ます。この門柱も国の重要文化財に指定されています。
ところで江戸時代の地図を見てください。築地本願寺の本来の参道は、こちらの門から一直線に伸びていたのです。そして当時はこの参道の両側に、塔頭寺院が並んでいました。
でも今はどうなっているのかといいますと、太い道路の向こう側に続く道を見てください。人がいっぱいいますね。築地の場外市場です。あそこが本願寺の参道だった道なんです。関東大震災後の区画整理で、築地ほんがじんの塔頭寺院はほとんどが移転してしまって、もとの参道沿いは場外市場になっているんです。
さっき見た太い通りまで行ってみましょう。これが晴海通りです。すると左側にお寺があります。今はビルになってしまいましたが、かつては築地本願寺の参道にあった法重寺です。このお寺の角を左に進むと、これもビルになったお寺の善林寺があります。
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