世界一詳しい東海道歩き方ガイド4 生麦~保土ケ谷宿編
スマートフォンで確認しながら、東京日本橋から京都三条大橋までの江戸時代の東海道を歩けることを目的に作りました。東海道を歩くことからは学ぶところがたくさんあります。きっと皆さんのお仕事や人生に影響を及ぼすはずです。是非この記事を見ながら東海道を歩いてください。
注意:歩きながらスマートフォンを注視するのは危険ですのでおやめください
京都までは50回以上、すべての公開にはだいたい2~3年はかかると思います。しかし東海道の歩き旅を楽しむ人たちを応援するために、がんばって続きを作成します。
この記事は有料記事です。全文購読には250円かかります。この「生麦~保土ケ谷宿編」は、日本橋から戸塚宿までの5本の記事で構成されるマガジンに含まれます。マガジンで5本を一括購読ならば1000円となります。未作成の記事は順次追加していきますが、いったんマガジンを購入されれば追加料金はかかりません。
歩き始める前に
出発地 生麦駅(京急本線)
終了場所 保土ケ谷駅(JR横須賀線・湘南新宿ライン)
距離数 約10km(旧東海道に沿って歩いた距離。東海道から離れた場所へ立ち寄れば、実際に歩く距離はこれより多くなる)
コースの特徴
横浜市内を歩く。神奈川宿には浦島太郎の伝説が残り、幕末の横浜開港にゆかりのものも多い。神奈川台と保土ケ谷宿では歌川広重が描いた風景の名残がしのばれる。
進み方
生麦駅から原の神明社へ行き出発 → キリンビール工場前から国道1号線を進む → 神奈川宿内で右に曲がり、青木橋を渡る → 神奈川台の上り下り → 西口ランプ入口交差点から環状一号線を進む → 浅間下交差点から右前方の旧道へ → 帷子川をわたり相鉄線天王町駅の下をくぐる → 保土ヶ谷駅前で終了して駅へ
地図は国土地理院webサイトのものを、浮世絵などは国立国会図書館デジタルコレクションのものを規約に従って使用。
原の神明社への行き方
京急線生麦駅東口を出る → 直進して踏み切りの前に出たら左折 → 国道15号線をわたって直進 → ライオンズマンションの前を左折 → 公園内に原の神明社がある
ビールと麦と生麦事件
1 原神明社
天照大神を祀る。生麦にある道念稲荷神社とともに萱で作られた大蛇をもって練り歩く「蛇も蚊も」の祭りが毎年6月に行われる。
2 生麦事件碑
文久2年(1862)の生麦事件のとき、重傷を負ったイギリス人が逃げる途中で落馬し、追いついた薩摩藩士によってとどめを刺された場所に建てられていた碑。碑を建てた黒川荘三はこの近辺にたくさんの碑を建てており、前回通った鶴見関門の碑を最初に建てたのと同じ人物。もともとはキリンビール横浜工場の入口近くの東海道沿いにあったが、高速道路完成に伴い、高速道路下の敷地内に移動した。
3 キリンビール横浜工場
キリンビールは横浜の居留地に住む外国人たちによって、明治18年(1885)に横浜山手の工場で創業したザ・ジャパン・ブルワリー・カンパニーが前身だが、大正12年(1923)の関東大震災で大きな被害を受けたことがきっかけとなり、大正15年(1925)に生麦に移転した。山手工場跡から掘り出された煉瓦がレストランの前に置かれている。
4 「東子安一里塚」案内板
この付近にあった6里目の一里塚については表示等がまったくなされておらず、正確な位置も不明であった。そこで平成28年(2016)に東海道のボランティア・ガイド団体「神奈川東海道ウォークガイドの会」が、「東海道分間延絵図」の記載をもとに東西の目印から距離を計算した数値から一里塚があったと推定される場所に設置した説明板がある。
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