ひとりで行ったけど気持ちはみんなで犬の百箇日法要

noteのサポート機能を使って読者さんから支援をいただいた。みんな優しくてあんまり自己アピールされないので勝手な想像だけど、初代犬こたファン、二代目犬凪ファンが大多数と思われる。ありがとうございます。あるじさんのコーヒー代にと用途を明記してくれた方もありがとう。ご馳走になります。

こたさんの時はどうしても気が向かなくて、納骨も法要もせず、毎日家でお線香をあげて手を合わせるレベルの自宅供養のみで過ごしたけれど、先の地震と凪の他界をきっかけにふたりの合祀を決めて、お寺さんにお世話になることにした。

特定の信仰はないけれど、神仏の力は信じている。凪の四十九日、凪の百箇日と区切りの法要をして、その度にこたさんの追善供養もお願いしている。誰も彼もの正解ではないけれど、少なくとも我が家にとっては正解だったなぁ。

お骨の所在をキチンとできたことで、なんとなく抱えていた靄もやが晴れた。そしてそれぞれの骨壷の代わりに開眼済みのお位牌がやってきて、より気持ちが落ち着いた。よくわからないながら古来よりの流れに乗ってみるのはなかなかよい選択だったと思う。

開くタイプのお位牌を柄違いのお揃いで

昨日は雨が雪に変わるかもという予報が出ている微妙な天気だったので、ひとりで墓参りと法要をした。前回、読経が終わると僧侶の方はすすすと静かに退席されていったんだけど、今回は「前にも来られましたね」と正面から話しかけてくれた。

よく覚えてるなーと思ったら、以前こたらふこたろうの名前が読めなかったものでとのことだった。もちろん本名の横に読みをカッコ書きしておいたので、読経時の読み上げで間違われることはなかったけども、事前に僧侶自身が塔婆に記名してくださる際に、ひらがなの名前にひらがなのルビが振ってあるのがとても珍しくて覚えてくれていたようだ。

あーそうですねー。これは誰も読めないですよねー。えへへー。こたろうは盆の真ん中で逝ったのでまたその頃、法要に参加させていただきますねー。

夏ですね。ハイ、承知いたしました。

はぁーなんて穏やかな空気。塔婆に書かれた凪の名、こたらふの名、そして裏書きされたあるじのフルネーム。素晴らしく好みの達筆ぶり。綺麗な文字は色々あるけど、ドストライクに好みの上品な美しさなんだよね。

物腰柔らかで見た目はすごく線の細い方だけど、お経の声は本当に強くてよく通る。また泣けた。なんだろうな。かつて縁のなかった宗派だから聞いたことない経典なんだけど、なにを言っているかさっぱりわからないのになぜか響く。自然と凪こたが沸き出てくるのよ。波動が合うのかしらん。なんとも有り難い気持ちにさせてもらった。

ちなみにサポートしてくださったみなさんの名前は、お約束した通り共同墓の前でぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ声に出して伝えてきました。こたさん凪さん聞こえてますかー？今から優しい人らの名前を言うねー。

スマホの画面を見ながら読みあげるよー

三連休のうち一番寒くて一番指先の冷える天気だったけど、お墓参りに来られる方は結構いらした。周囲の雰囲気的にはおそらく何組も入れ替わっていたと思うけど、お構いなしにボソボソ読み上げてきた。みんなが全然名乗らないもんだから、本名もニックネームもない方は、読み方もよくわからんままnoteのIDで伝えてきたよ。よかったのかなー。あははー。

今回お寺さんにお支払いした分とこれからコーヒー豆買う分よりも多い目にいただいたので、残りはこたさんの命日（8/14）あたりで盆供養をする時に必ず活用させていただきますね。それか日常のお墓参りで香華代に。

雨の中ひとりで行ったけど、気持ちはみんなで我が宝たちの供養ができたような満足感です。本当にどうもありがとう。

犬たちに粒チョコを供えてみる

そういや今日は2月14日でしたね。ハッピーばれんたいーん。