亡くなった犬にメールが来たから幻の家族記念日
今朝、3ヶ月前に他界した犬にくすり屋さんからDMが届いた。
そう、今日は2月24日。7年前、誕生日のわからない元保護犬を我が家に迎えた日。本来ならば家族記念日を祝って、あの白黒ボディをむぎゅむぎゅしていたはずの今日だ。
なぎろぐを終えた今、こんな更新をするのはどうかなと思わないこともないんだけど、記念にちょっと初期半年ほどの凪を写真で振り返ります。
まーとにかく人馴れ感のない子で、唸るより怯える系だったので、ひたすら「待つ」と決めて受け身に徹した。溶かすより溶けろで凪の感性に丸っとお任せした。
初期の頃は万が一の災害があってもどうにか捕まえられるようにと家の中でも長めのリードをさせていた。
だいぶ許されてきたけどまだまだ衛生ケアができないため、目にヤニが頬にゴミがのったままのステキさん。
生い立ちは不明ながら、手足の汚れと染み付き具合が過去の衛生状態を示す。
まだかまだかと待ちに待って、2ヶ月・3ヶ月目にしてようやくスリッカーやらはじめましてのシャンプーやらに耐えられるメンタルが育つ。わいわい。
そしてモッフモフのとてつもない美犬が爆誕。すばらしき胸毛。
と思いきや、換毛期が始まる5月・6月、毎日毎日笑うほど毛が抜けた。
栄養失調期の弱い毛がどんどん抜け落ちる。季節的なもの以上の勢いを感じてちょっと怖いくらいだった。胸毛も背な毛もなんもかんもすっかり脱ぎ捨てた状態がこちら。
夏毛も育ってないうちに、前倒しで冬毛全部脱いじゃったわけね。
ボリュームはだいぶ淋しくなったけど、ツルツルピカピカな毛質は明らかに向上。
その後も残り毛を絞り落とすように、外犬時代のすべてを脱ぎ脱ぎする凪。
結果ボディライン丸出し。本来長毛犬種のはずなのだが、もはやルーツが分からないほどに。
その後、大病を患うなど紆余曲折ありながらも順調に毛根を育て、体毛を伸ばし、耳はロン毛に、ひじやひざは飾り毛でしっかりガードして、巻き尾はばっちり花が咲くまでに。
凪の体重はずっと10kg台後半から11kg台前半で大きく変わらないんだけど、薄毛期は「もっと太らせろ」、多毛期は「もっと痩せさせろ」と勝手なことをよく言われた。
いやいや、ツルツル期もモフモフ期もほとんど中身は一緒なのよ。犬の毛量というのはことのほか印象に影響するのだな。
家族記念日はもう祝わないけど、家族にしてもらった実績をよくよく噛み締める1日となりました。
ようこそ我が家へ。幸せをありがとうございました。