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販売員だった自分に伝えたい10のこと その⑧

未来のためにお金を使う。

 出かけると、欲しいなと思わせるものがたくさんある。おしゃれな洋服や、美味しそうな食べ物。そういったものにお金を使うことは、提供してくれている人を応援することにつながってより良い商品、サービスが生まれるもとになるので、いいことなんじゃないかと思っている。もちろん度が過ぎて、高級ブランドの服しか着たくない!とか、三ツ星レストランしか行きたくない!とか、そんなことになってしまうと困るけれど、でもやっぱりファストファッション、ファストフードばっかりの街にはちょっと、出かける気にはなれない。

 だから僕は、そんなにお金があるわけでもないのにせっかく買うならいいものをと思ってお金を使うようにしてきた。特に洋服にお金を使う事が多くて、その甲斐あってかオシャレだねと言ってもらえることもあった。
 いいなと思うものにお金を払って、そのお金がまたより良いものを生みだす力になる。いい消費をしてきたもんだ。

 でも、他にもっといいお金の使い方はなかったんだろうか?
 今振り返れば、より望ましい仕事に就けるように資格をとるために使ったり、何かスキルとして身につくことを勉強するために使えばよかったなと思う。

 販売員のとき、待遇のことや、一日中立ちっぱなしの仕事ということもあり体力的なことで、この職種をいつまで続けられるんだろうという不安があった。
 でもその不安を解消する知恵がなくて不安を大きくしていくだけだった。ちゃんとその不安と向き合って、この先自分がどうしていきたいか、それを実現するためには何が足りなくて、何をすればいいのかということをじっくり考えて行動を起こせばよかった。でもそういったものがなんでもタダでできるほど世間は太っ腹ではないので、そのためにお金を使うという発想と、度胸があったらよかったなぁと、今となっては思う。

まとめ

・どういったものにお金を使っているか把握する。
・自分が納得いく未来、生活につながることのためにもお金を使う度胸を持つ。

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