販売員だった自分に伝えたい10のこと その⑤
人と遊ぶ
わざわざ書くことでもないかもしれないけど、小売店の勝負は週末だ。
大半の社会人は平日に働き、週末に休む。販売員時代には店頭で、仕事の合間もしくは仕事帰りに立ち寄ってくれたんだろうなというお客さんを見かけることもよくあった。でもやっぱり来店人数も売上金額も、週末の方がはるかに大きい。それを最大限売上に結びつけることは、予算を達成するためにとても重要なのだ。
なので販売員は忙しくなる週末に一生懸命働くことになる。その代わりに平日に休みを取る。
まずそのメリットを挙げるとすると、買い物や行楽地に出かけても週末よりすいていること、旅行代も週末より安いことなどだろう。実際そういう話を周りにすると羨ましがられることもあった。
次にデメリットも2つ挙げてみる。
1つは、人と休みの予定を合わせにくいことだ。
週末が休みの人たちとはまず合わせられない。同じように平日が休みの人同士でも、休みの曜日が違っていたり、シフト制で不定期だったりするとこれまた合わすのが難しい。
もう1つは、誰かを誘って行きたくなるようなイベントのほとんどが週末に開催されることだ。ライブなんかは平日にもやっているけど、フェスの規模になると週末に開催される。また夏の風物詩の花火も、基本的には週末に打ち上げられる。
休みを親しい人と過ごせる日が少ないこと、そして面白そうなイベントに参加できる機会が少ないことは、やっぱりちょっと損をしていると思う。
では全ての、週末に働く仕事に従事している人たちが、人と疎遠になってしまったり、楽しみをなくしてしまったりしているかというと、全くそんなことはないと思う、長年美容師をやっている友人なんかは、週に1日しか休みがなくても友達付き合いを大切にしているし、いろんな面白いことも良く知っていて話してくれる。
でも僕は違ったなぁと、振り返って思う。年月が立つにつれて学生時代からの友人とも疎遠になってしまった。まぁもともと友人が少なかったというのもあるけど…。
予定が合わないなりにも、どうにか都合つけて、もっと会いたい人に会って遊んで、楽しい時間を持っておけばよかったなぁと後悔している。
まとめ
・会いたい人には会うようにする。
・面白そうなことには足を運ぶようにする。