販売員だった自分に伝えたい10のこと その①
いい条件で働く。
過去2社で販売の仕事に従事したのですが、1社目はアルバイトからのスタートでした。最初は時給900円、フルタイムで働いていたので月収にすると大体15万円ほど。
1年と少し経った頃に形態の違う店舗に異動になり、時給が1,100円にアップしました。月収にすると大体18万円ほど。さらに1年ほど経ったころ、契約社員に登用してもらいました。
提示される条件を見るまでは、雇用形態に伴って月収も当然上がるだろうと思っていたのですが、残念なことに17万円に下がってしまいました。最初のボーナスが3ヶ月分ほどあり、年間で考えれば我慢できる額でしたがリーマンショック以降は1ヶ月分ほどに減ってしまいました。
月収17万円、手取りでいえば13万円ほどです。実家で暮らす、もしくは働いているパートナーと同棲して生活費も折半すればまた違ってくるかもしれませんが、一人暮らしとなると可処分所得なんてほとんどありません。
楽な仕事なんてこの世にありませんが、長年経験した身としては接客販売は心身ともに負担が大きくかかります。一日中立ちっぱなし、常にお客様の視線を意識して笑顔をキープしておかなくてはいけないなど、内勤のお仕事にはない大変さがあります。
笑顔は日常にゆとりがあってはじめてうまれるものです。収入が安定していて、好きなものに使えるお金が多少あるという状態が、気持ちのいい接客ができる販売員であることを保つために必要です。
その後も定期昇給はなく、数年経ってようやく少し昇給というような状況だったので最終的には転職しました。2社目ですが、業務内容としては1社目と良く似ていました。にも関わらず給与は月収約21万円からのスタート!
さらに1社目では週末の休みなんて取れませんでしたが、2社目では比較的取りやすく、また有給も使うことができました。
業務内容は似ているのに待遇が大きく違う2社を経験したことで、自分の能力がどこで高く歓迎されるか理解することで、収入が変わることを知りました。
1社目で勤めていた頃は、「販売の経験しかない自分にはいい転職先なんて望めない…。」というふうに、とても視野が狭くなり希望を持つことができずにいました。
今思えばもっと早く職種は同じでも待遇がアップする職場を探すという発想を持つことができていれば、経済的な苦労をする期間も短くなったのになぁと後悔しています。
まとめ
・「今の職場しか働き先はない。」と視野が狭くなっていないか。
・自分にできることをより評価してくれる職場を探してみる。