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或る音楽会の進化 ~そして未来へ~

これからの或る音楽会

これまで一年間かけて精査してきた或る音楽会プロジェクト。では私はこれからどの様な取り組みをしていきたいのか?これまでのコミュニティ塾や地チャレで学んできた事をお伝えしていきます。

これまでの或る音楽会は私が歌い、これまで出会ってきた素晴らしいピアニストが伴奏を付けてくれたものでした。

そしてこれからは理念に掲げた〝誰もが主役になれる〟というコンセプトのもとのコンサートが行えたらと思います。

ゆうき最終発表資料_Version FINAL

図にある様に、音楽を通じて〝生きるモチベーション〟〝社会との繋がり〟を創造し、演奏者、参加者、地域が循環していける様な良い仕組みを構築できる様な形にしていきます。

そして私の立ち位置は、それぞれの間に入り調整する人(所謂サーバントリーダー)を自身が確立していきたいと思います。学生の頃から第九合唱団の事務局を見てきた事から始まり、〝地域音楽コーディネーター〟を生かしていきたい立場です。そしてこうした〝音楽調整人〟を担う人を増やしていけたらと考えています。

〝誰も〟とはいったい誰を指すのか、私は「高齢者、障がい者、子ども達、音楽が好きな人、音楽に触れた事のない人等」と考え、「誰もが同じ舞台に立つ事が出来る舞台」を創る事が大きな目標です。

ですが、私にとったらそれはまだまだ〝高いハードル〟です。そこに向かうための〝低いハードル〟は「障がいを持っている方」を対象にしたコンサートです。

みんなの音楽会

私は現在障がい者支援の仕事をしています。大学を卒業してから留学した一年を除いて約10年余り勤めてきました。とても大変な仕事ですが、関わってきた方々は皆素晴らしい力を持っている事を私に教えてくれました。

10年の中で印象に残っている事例があります。

「ピアノを習い高い〝音楽の力〟を持っているけど発表する機会がない方に、発表する機会を提供できた事」「家から施設に来れなくなった方が〝音楽の力〟を与える事によって再び施設へ来るようになった事」、この二つの出来事に関わってきた事が私にとっての〝客観的理由〟に繋がりました。

人は誰もが様々な〝力〟を持っていて、周囲の様々な力に助けられて生きています。私が関わってきた方や私自身もそうです。私はそんな〝力〟を引き伸ばしていきたいし、〝力〟を引き出していきたい、そして広げて繋げていきたいと考えています。

それが私がこれから行いたい事の〝客観的理由〟です。

ゆうき最終発表資料_Version FINAL③

そこで私は障がいを持つ方の生きるモチベーションにしたいコンサート「みんなの音楽会」を行えたらと思います。

そのコンサートは「①楽器が得意な利用者の発表の場をつくりたい、②楽器を触れた事のない利用者が〝練習の成果〟を発表する場にしたい、③私もみんなも楽しみたい!障がいを持っている方の演奏に混じりたい!!」というコンセプトで開催できたらと考えています。

「みんなの音楽会」を確立し、〝誰もが主役になれる或る音楽会〟に繋げる事が出来たらと思います。

そしてこれから先の未来…或る音楽会の理念とその先に向かう〝高いハードル〟は以下の事です。

とっておきの音楽祭inたかまつ(仮)

先日音声アプリ〝clubhouse〟にて「とっておきの音楽祭」の実行委員会にオブザーバーとして参加しました。

この音楽祭は“障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみ、音楽のチカラで「心のバリアフリー」を目指す音楽祭”として20年前に仙台から始まりました。そこから様々な人達の輪となり今も全国各地で行われています。

先日初めて〝clubhouse内での音楽祭〟が行われ、様々な方々が〝同じ舞台で主役〟になっていました。或る音楽会の目指すべき形として吸収する事が沢山あり、とても勉強になりました。

実はこの音楽祭、私の住む香川県どころか四国ではまだ開催された事がありません。仙台や世田谷など他の街では一つの街がステージとなっています。いつか高松の街で或る音楽会の理念に基づき、更に進化させた「とっておきの音楽祭」を開催する事を〝高いハードル〟に設定します。

でもその為には〝低いハードル〟をどんどん設定していきます。みんなの音楽会自体も〝高いハードル〟と思うなら、〝もっと飛びやすいハードル〟を設定する事を大切にします。それは音楽の敷居も低くする事に繋がると思います。

とっておきの音楽祭公式サイト
https://r.goope.jp/totteoki

???(2024.3.15)

本日3月15日は私の33歳の誕生日です。その二年後は35歳になります。この二年後の3月15日、私は或る音楽会を高松から全国に繋げる〝何か〟が出来たらと考えています。

それは何なのか…今は未定のままです。

なぜ3月15日に設定したのか?これまで紹介した私の先輩方の何人かは、自身の35歳の誕生日に会社を立ち上げたり、法人を立ち上げたりしてきました。〝私もあやかって…〟というのもありますが、自身の現状から逆算して、何かをするのは35歳のタイミングが良いと判断しました。

一体どんな形になっていくのか、ワクワクが止まりません。

終わりに~今の私がしていく事~

では私は今何をすべきか?それは先日記載した〝3つの事〟を中心に行えたらと思います。

まずは様々な人達と〝出会う事〟です。私は歌は歌えるけど音楽そのものはそんなに得意ではない、自分が出来ない事を色んな人達の〝力〟によって、+にも×にもしていきたいと思います。

二つ目は〝伝えていく事〟です。私のしたい事、客観的理由、そして或る音楽会の理念…を出会ってきた人達、そしてこれから出会う人達に話していきます。〝音楽は騒音〟〝コロナ禍で不要不急〟その様な声も世間では多くあります。しかし音楽によって幸せになれた人もいます。私もそうでした。そうした事含めて、私は伝えていきます。

最後は〝動き出す事〟です。この一年間、私はひたすらインプットに取り組んできました。そしてこれからは学んできた事をアウトプットしていきます。

今年の秋にはたかまつ国際古楽祭も開催され、冬には久しぶりに第九演奏会も開かれるかもしれません。これまでとは違い〝音楽調整人〟としての視点から関わっていけたらと考えています。

ゆうき最終発表資料_Version FINAL⑤

そして或る音楽会は初めて開いて今年で5年目になります。この秋、どの様な形になるか分かりませんが〝或る音楽会〟を必ず開催していきます。

これまで松本を支えてくださった方々、この一年で出会ってきた方々、そしてこの長い文章を最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。ここから先の〝音楽調整人・松本佑紀〟の歩みを応援して頂ければと思います。

2022.3.15
松本佑紀

https://aruongakukai.amebaownd.com/

ゆうき最終発表資料_Version FINAL⑥


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