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第一の山、超える。

だいぶ久しぶりになりますが、よーこです。

デラウェアと言う品種のジベ処理から一月。もう一月も経ったんですね。この一月何をしていたかと言うと、ぶどうの房作りとジベ処理を品種ごとに繰り返していました。

房作りとは、ぶどうの蕾の集まり・・つまり房を3〜5㎝(品種によっては7〜8㎝)に切り詰めること。
ジベ処理とは、種無しにするために、房作りした房をジベレリンという薬剤が入った溶液に浸すことです。

このジベ処理、品種によって処理を行う適期が異なります。基本的に房にたくさんついている蕾が全て満開の時行うのですが、例えば、ゴールドフィンガーという品種は、蕾が1〜2個残っていてもジベしますが、クイーンセブンという品種は、満開から1〜2日経って少し粒が大きくなった頃を狙って処理します。また、同じ品種でも房によって満開になるタイミングが微妙にずれるので、拾い付けといって、満開になった房だけを選んでジベ処理を行ったりもします。タイミングを逃すと、実のつきが良くなかったり、色づきが良くなかったり、種が抜けなかったりするので、とにかくタイミングを逃さないように慎重に行います。そして天気も重要です。ジベ処理を行ってから8時間以内に雨が降ってしまうとやり直しです。ですから、ものすごく天気が気になります。天気予報はもちろん、雲や風の様子を常に確認しながら、「降るなよ〜!!」と念じながら作業を進めます。さらに、このジベ処理、2回目があります。2回目は1回目が終わってから〇〇日後と決まっているので、何の品種がいつ終わったか把握しておかなければなりません。だから、40品種近くあると、だんだん訳のわからない状態になってきます。

なので、こんなふうに表にして、夫のてつろーさんが管理してくれています。

というわけで、房づくりだ!ジベだ!と右往左往しているうちに、あっという間に1ヶ月が経っていました。。

1ヶ月前にジベしたデラウェアは、もうこんなに大きくなりました。

第一の山はなんとか超えたわけですが、これから第二の山、摘粒と2回目のジベ処理が待っています。季節も梅雨となり、いよいよ蒸し暑くなり、植物の成長スピードも増してきました。これからが、勝負どころです!

首から肩にかけてがバッキバキのよーこでした。

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