生きるって覚悟が必要だ。

 去年の一月の終わりから、障害者雇用ではありますが、働き始めた1年の最後に、どうしようもなくなって、せっかく働く場所をくれた人たちを裏切るような結果になってしまいました。それは結構な時間勝手にサボってしまっていたことです。
今まで味方でいてくれた大事な人の私への信頼も底につき、今となっては、何をやってるんだと思いますが、やってしまったのだから仕方の無いことだと思います。

  働き始めて、嬉しいことも沢山ありました。給料が貰えること、税金が払えること、お金が今までよりも財布に入ってること、遊びの幅が広がること、それと同時にどうしようもなく体がついて行ってないのに、無理やり動かし続けていた最初の3ヶ月でした。そのせいで、体調を劇的に崩したからこそ、次は、無理をせずにと思ったら、それを言い訳にして甘えに甘えていたんだと思います。誰も言わないからこれでいいや。そんな子供みたいな言い訳を自分にしてたからこそ、ほぼ全部の社会人の方のような成果を求められる人からすると、そりゃ当然おかしなわけで、でも甘えに甘えてしまった自分は、そこからどうにもこうにもならなくなり、毎日精神的にも、体力的にも辛い中行った中で、また何か言われる。そんな被害者意識しか持ってないから、相談をしたところで当然の事を言われる。しかし、自分が100になってしまっていた私は、そこに頑張るよりももうこの現代社会で生きることこそが難しいと、被害者意識をもろに出してしまっていました。

そして、どこに行っても働けないこんなクズは死ぬべきなんだと死ぬ事が責任だと思うようになっていました。

でも次の日、シーズン1も見ていたひきこもり先生も私が最初に言い出したのですが、死ぬつもりだったから見る必要も無いと思ってみないと言ってましたが、母がそんなこと言わんと一緒に見ようと言うから仕方なく見て、すると、どうしようもない生きづらさの中で、どうにかして前に進もうとする人たちをドラマの中ではありますがすごく感じて、俺もどうにかもう一度頑張れるのか、でもまたあれに耐えられるのかという心の葛藤をしながら過ごしていました。

 また次の日、決行するかしないか決めあぐねていた時、お腹が痛かったから、また甘えが出たのです。やっては行けない事をやってしまった。でも、ひとまず買った大阪に向かうバスの中でどうしようもないやるせなさが込み上げてきました。どうしてこうなってしまったんだ。なんでみんなといちゃいけないんだ。いちゃいけないと勝手に自分で決めつけてるのに、そうおもって、母の手料理を食べていたい、みんなとたわいもないことを話していたい、普通に仕事して普通に家帰って飯食べて自分のベッドで寝て、みたいな普通の日常が懐かしいし戻りたいと思うと、もうどうにも涙が止まらなくなってしまった。バスの中なのに嗚咽するほど泣いた。でもその時はまだこれしかない。もうこれしかないと思った。だって、もうどうしようもなく戻れることはないぐらいのことをしてしまったのだから。

そして、大阪についてから、またこれが大変だった。これからとりあえず死ぬまでに着る(あえて言います。死にませんから。)服を買うためにユニクロを探すだけで一苦労。どうせ死ぬなら、できる限り思いつく限りのやりたいことをやったり買ったりしようと思って、買いあぐねていたSwitchを買いにヨドバシカメラを探すだけでも大変。そして、重たい荷物を持ちながら、何とか近くのネットカフェにたどり着いて、そこでまだ食べていなかった弁当を食べて、早速買ったSwitchを開けてやっていました。でも、最初は初めてポケモンをやるのが楽しかったのに、全然楽しくなくなって、疲れてたり体調も悪かったから、8時には寝床について、寝たけど、いつもと勝手が違うし、毛布を買うのを忘れていたから、眠りが浅かったりした。今考えると、もしかしてブランケット借りられた?ということも思うが、初めてだから全然知らなかったのだ。

そして夜に考え事をするなと色んな人が言ってるのに、色んなことを考えた。最終的に寝る前に強く思ったことは、やっぱりどんなことがあってもいい。もう元の場所で働けなくても構わない。もう一度人生をやり直してみる。5時くらいには店の人に料金のことで叩き起されたりしながら、朝ムクっと起きて、その後東京に向かうのかどうしようと思って、ついLINEがきになって、わざわざ消したLINEをまた元に戻した。

そして、自然と最後にLINEをした親友へ電話をかけていた。親友が出てくれて、話をして、ここにいてもどうしょうもないし、家に帰ると言って帰った。

かと言って、帰ってきたところで現状が自分の思うとおりに行くわけなんてない。でも1歩でも半歩でも前に進まなきゃなと思います。

 ここ数年で感じたことは、いかに自分がみんなについていけなくて、いかに自分が生きることが下手くそかということ。普段見かけたりする日常はとてつもなく遠いものなんだなと思い知らされます。

もうね、普通に働いてる人が凄すぎる。ブラック企業に務めてる人も凄すぎるし、たとえやめたとしても、そこで戦えてるその人たちはすごいと思うし、もっといいところで働けないものかと心配にもなる。

 今は1日1日が、しんどい。しんどいことが余計に増えたし、働きたくない人の気持ちがよくわかる。でも、1日1日乗り越えていきたいし、人生を楽しむために働いているということだけは忘れたくないなと思います。

忘れてしまうのが人間だけど、でも何かで思い出せるやつで私はあるから、その自分を信じてこれからも1日1日頑張ろうと思います。

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