アル中になった経緯
酒にハマったきっかけ
日本酒にハマり始めたのはたしか社会人2~3年目くらいのときで当時は転勤で福井にいた。そもそも学生時代はド陰キャでサークルの飲み会はほぼ不参加。ほろ酔い一本でもう死にかけていた。
だが、社会人になり、朝は4時半から夜は11時まで働く鬼上司の下に配属となり、心身ともに病みはじめ、だんだんと眠れなくなる。お酒飲めば頭は痛くなるけど仕事のことを考えられなくなるから、という感じで飲むようになった。そのうち飲まないと生きていけなくなってしまいはしたものの、だんだんとアルコールに対する耐性もついてきて、おいしいとも思えるようになっていく。当時は甘めのチューハイかビールが主だった。基本飯は近くのローソンで買って済ませており、そこでお酒も買っていった。だんだんと買うお酒の量が多くなっていた。そんなある日、みかねたコンビニのおばちゃんに「大丈夫なの?お酒の量だんだん増えていってない?顔も疲れてるし」と心配されることに。実際このころは本当に病んでいたと思う。夜はお酒を飲まないと眠れないし、朝は起きたら動悸がする。たまに原因不明の熱が出る。そんな感じで熱が出た次の日、心療内科行ってみようと思い、まだ調子が悪いってことで休みをもらって、片っ端から電話して駆け込んだ。やっぱり空いているってことはそれなりっていうのがあって、担当医はなんか頼りなさそうだなと思った。動悸とかはするけど、まだ判断自体はまともにできていたと思う。そんなだから、なんかいろいろ質問とか答え、診断結果、「あなたは大丈夫!」ていわれて敗北した。でも、あそこで診断書をもらっていたら、どうなっていたんだろうとゾッとする。今は鬼上司とも上司部下の関係ではなくなり、所属も違う。鬼上司は別に悪い人ではない。ただ、熱量が違う。今はたまに電話がかかってきて最近どう?みたいに心配してくれる。会社で数少ない、尊敬というか、言うこと聞いてもいいかなと思う人の一人*この人は仕事をしすぎるあまり、というか仕事はできる人に集中するっていうやつで、家庭が崩壊し、家族とは別居中。
そんな感じで酒との出会いは決していい出会い方ではない。そんなこんなで酒を飲むようになり、日本酒飲めるのってなんかかっこいいなというのとせっかく福井にいるし福井の地酒のんでみるかみたいな感じでまず凡を飲んだんだったと思う。近くの地酒屋さんに初めて行った。そこの方がとても気さくで、いろいろ丁寧に教えてくれた。そこで黒龍 常山やはくがくせん、花垣、福千歳、などを飲んでいった。福千歳にはめちゃ感動した記憶がある。また飲みたいな。あと日本酒は、名前がかっこいいのと瓶がそれぞれオシャレ。コレクター気質でもなんでもないけど、そういうのが要因の一つであることは間違いない。
そんな感じで日本酒にハマっていった。それで、いろいろ飲んでいくと、何となくこの地方、この酒造はこんな感じ~っていうのがわかってくる。それも面白い。これはたぶんこんな感じじゃねーの?とかこの銘柄とこの銘柄は味が似ている~なんていうのをかんじられたら、アハ体験てきな楽しさがある。あと食材との合わせ方とか。温度の違いで味わいが変わったり、日本酒はほんといろんな楽しみ方ができる。
ただ、自分は食材との合わせ方が下手なのか、たいていの場合、単体で味わう場合の方が多い。似た者同士で合わせて相乗効果、辛口でさっぱり切る、とかいろいろあるけど、なかなか合わせるのは難しいなと思う。
最近わかってきた自分の好きなタイプは、程よくうまみがあって(そんなになくてもいい)酸がしっかり感じられるもの。それでいて、あんまりいわゆるフルーティー系の香りはしないもの(リンゴとかマスカット系の香りは好き)が好き。フルーティーっていうのも難しいよなそう考えると。
だから、東北~北陸の方の純米系や生酛なんかが代替ハマるかなって感じ。
旨口のお酒、なんていおうか、コメの旨味?が前面に出ているようなお酒は少し苦手かなと思っていたが、ああいう計は熱燗にすると抜群にうまいと最近思うようになった。
たまに禁酒するんだけど、あまり続かない。やっぱり酒飲んで寝ると眠りは浅いし、朝もつらい。飲まなくなると朝結構楽になるし、会社にいるとこもこころなしか、集中力が上がる気がする。でも、お酒のない人生っていうのは、味気がないというか、華がないというか、そういう生き方?は自分のコンセプトと違う気がする。自分のコンセプトってなんやねんて話だけど。
でもそういうの大事だと思うんだよね。