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僕が就活で自動車教習所を選んだ理由。

自分が働く職場は生涯のうちで1つだけであろうか?



今10年存続する企業は6%と言われている。



1つの会社に依存して働くのは危険である。
どんな大手企業であろうと倒産のリスクはある。



最近でいうとコロナショックの影響で被害を受けている企業も少なくない。
直近でいうと“シルク・ド・ソレイユ″の破産が話題になった。



ここで注目を集めているのが、在宅でも仕事をすることが出来て、かつ売り上げをあげれる業種だろう。



まさにIT関係がその代表例だ。
最近は家で気軽に映画やドラマを見られるプラットフォームが人気だ。
NetflixやAmazonプライムビデオは僕もよく利用している。
そういったものは全てITの力によって成り立っている。


このコロナ感染拡大防止の影響で世界中の人々が家にいることを余儀なくされたが故にその力強さに改めて気づいた。



僕が就職活動をしていた2015年も、ITがこれからの経済の大部分を支えるという概念はあった。にも関わらずなぜ“教習所″に就職することを選んだのか。そこについて話す。



〔自分の身の程をわきまえろ〕



あなたは社会に出て、影響力のある人物になりたいと思うだろうか?
僕は思う。ただし大学3年生の時からだ。それまでは働くことなんて微塵も考えていなかった。



だからこそ、何のスキルもない僕がでかいフィールドに行っても勝てないと思った。学生時代は“ビックになりたい″と口癖のように言っていたが、このように繊細な考えも持っていた。



よって就活では人気の職種には手を出さなかった。
まず当時の器じゃ書類審査で落とされていたと思う。



だから“小さな業界″を選ぶことが就活のマイルールだった。
そしてその小さな業界の中でも、世間一般に言う古い考え方の所に行きたかった。
そこで革命を起こして注目されることなら、頑張れば出来るんじゃないかと考えていた。



当然小さくて、古い業界であればどこでも良いというわけではない。当時僕は車が好きだったので、車業界を視野に入れていた。しかし車業界というとメーカーとかは超大手だし、考えにそぐわないと思った。



〔なぜ教習所に目をつけたのか?〕



そこで目をつけたのが、“教習所″だ。色々考え、調べ、あーでもないこーでもないと頭の中で試行錯誤しながら行き着いた結果だ。元々大学も教員志望向けの場所だったので尚更良いと感じた。



教習所という考えに行き着いてからも、何度も自分がそこで働く姿をイメージした。だいたい夜寝ながら、出社から退勤までの流れを頭の中で再生した。その結果ここならやっていけそうだと感じた。



前提には“ビックになりたい″という夢があったので、教習所でどのようなイノベーションが起こせるかも考え尽くした。このイノベーションを起こすというのが、古い考え方におさまっている業界なら容易いと思った。“古い考え方″というのは、時代の流れとミックスせず、昔決められたことを今も決められた通りにやる業界のこと指す。



実際教習所というのは、公安委員会という警察組織の委託業務だ。だから、法律に則って言われた通りに働くことが求められる。今も昔も免許制度はそう大きくは変わっていない。「教習所めんどくさい」「教官が怖い」「MT車は男が取るもの」など、自分のおじいちゃん世代、お父さん世代ともほぼ共通の認識で会話が出来る。



だから革命を起こせると思ったのだ。他にもそういう業界はあるかもしれない。しかし、僕はたまたま教習所に行き着いた。しかし考えに考え抜いて出した結論なので、確固たる自信があったし、絶対に教習所で働いてやると思えていた。



〔教習所で働くメリット〕



イノベーションを起こしやすいということ以外にも、教習所で働くメリットがある。




それは
●対人コミュニケーションスキルが身に付く
●人に何かを教えるというスキルが身に付く
である。



僕は学生時代は誰とも話さず一人で過ごす時期があった。
元々コミュ障で人見知りなのだ。



それではマズいなと思っていたので、ここで身につけることがこの先の人生で必要だと思った。当然会社は学校ではないので、何かを学ぶという考えだけで入社するのは愚の骨頂である。ただ学生時代僕が考えた教習所のメリットの一つにこの考えがあったまでだ。



人に何かを教えるというスキルは、車の運転に限らず様々な場所で応用出来る。仮に教習所が倒産しても、そのスキルは残るので他の業界でも活かせると思った。



このように、自分が人生で成し遂げたいことをしっかり掲げて、そこにマッチングする仕事選びをしてきた。これはネットに書いてる情報だけでは行き着けない、自分にしか出来ない選択の仕方である。



だから今の就活生にアドバイスをするとしたら、
●自分の身ほどを知れ(自己分析)
●何となくでも良いから50歳、60歳まで理想の人生設計をしろ
と伝える。



そして何度も何度もそれを考えるのである。
人に聞き、いろんな経験をしながらその考えをブラッシュアップするのだ。



考え抜いて失敗しても後悔は残らない。
しかし何も考えずに失敗したら後悔が残る。



あなたにそれだけはして欲しくないと思ってこの記事を書いた。



少しでも参考になれば嬉しい。



じゃあな!

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アルバカ/ARUBAKA
“社内ハック″をテーマに新しい働き方を提案します。皆さんの長所を活かして、業界ごとに新たなサービスを創りましょう。