“就活エントリー1社″が語る、失敗しない会社選び。
付き合ってみるとなんか違った。
恋愛の話なんかではよく聞くフレーズだ。
ずっと一緒にいて相手の嫌なところが見えてきた矢先の出来事だろう。
長くいすぎて、相手の嫌なところに気づいたというより、
長くいすぎて、相手の素が出てきてしまったというとこだろうか。
やはり最初は相手によく思われようと、頑張って尽くしたり、背伸びした自分を表現するかもしれない。
これは会社も同じだ。
〔あなたも内定が欲しいが、会社も人材が欲しい〕
就活生側の立場から考えてみると、やはり「内定が欲しい」というのが一番に来るはずだ。とりあえず良さそうな企業を受けて、1,2個内定が出ればいいなーという感覚だろうか。これは僕が教習所の教官をやっていたので、数多くの大学生に聞いた就活に関する多数派の意見だ。(教習所の先生による就活意識調査)
内定をもらうということがゴールになって、その先を考えれていないのではないかという僕の考えを裏付ける意見でもある。
ある調査によると20代社会人の80%が将来に不安を抱えているようだ。
就活とは内定がゴールではなく、働き出してから自分がどのようなキャリアを歩みたいかまで考えるところまでであると考える。
そうなると、自分が理想とするキャリアを歩むために、自分が受ける会社がどのようなところなのか、ちゃんと理想を歩むことが出来るのか、ということは事前に知っておく必要がある。
だからこそ、採用ページの情報だけで会社の良し悪しを判断してはいけない。
給料がいいからとか、毎年いくら給料が上がるとか。
学生のあなたも内定が欲しいかもしれないが、会社側も同じだ。
優秀な人材が欲しいのだ。
優秀な人材を会社に入れるために、なるべく良い印象を与えるようにする。
ホームページにアットホームだとか、土日休みじゃないのに土日祝休みとか書いたりする。マジで詐欺だと思っている。
映像・写真のクリエイターやってる僕が言うことじゃないかもしれないが、企業の採用ページの写真とか動画なんて楽しそうに撮影して当然なのだ。
どこの映像会社が土日死にそうになりながら働く社員の様子を撮影するだろうか。
あれば見てみたい。斬新なのは間違いない。
僕も学生時代に“週1日勤務〜OK″と書いてあったのに、実際に働いたら週4日以上は強制というアルバイトがあった。しかも大手の〇〇○○だった。
「あぁ人事部が採用ページ作って、社内には共有されていないんだろうなぁ」という感じだった。
だからマイナビでもリクナビでもHPとか採用ページだけで、その会社を判断してはいけない。自分のキャリアをなんとなくでも良いからイメージして、そこに弊害がないか、自分の目で確かめる必要があるのだ。
多くの場合、人事部の成果は人を集めることなのだ。
人を集めるために手段を厭わない会社もあるということを肝に銘じて欲しい。
〔会社を選ぶ基準について〕
これに関しては人によって違うと思う。なので、あくまでも参考までにだが、僕の場合
●社長が仕事に熱い人か
●若い人が成果を上げやすい環境か
●常に時代の流れをよんでいるか
が選ぶ基準だった。
これは3年は真面目に働いて4年目から自分の好きな仕事をするというキャリアを描いていたからこそだ。そのために上の3つは絶対に必要だと判断した。
判断と言ってもその場で決めたわけではなく、大学3年生の夏から半年間ずっと考え抜いての判断だ。
そして、上の3つについては採用ページを読んだところで分からない。
(書いていても事実かどうか分からない)
だから実際に働かせてくれと電話したのだ。
●社長が仕事に熱い人かというのと●常に時代の流れを読んでいるかというのは、実際に社長に会って分かった。社長自ら着ぐるみを着て、「これからの教習所は褒めることが大事なんだー」と言いながら全国飛び回っていたからだ。
僕が当時就活してる時あたりの映像である。こういうのを見るのも欠かさなかった。
この時点でほぼ自分の中では“ここしかない″となった。この人の下ならビックになれると思った。(ビックになりたいという痛い考えは学生時代の話である)
●若い人が成果を上げやすい環境かどうかは、自分の目で確かることが出来た。教習所なのに、30代以下の人が多かった。これは積極的に若い人を採用して、会社を大きくしていこうとしている現れでもある。
このように実際に行ってみて、初めて気づくこともあるのだ。
だから冒頭の話でもあるが、恋人相手にも着飾った部分があるが故に冷静な目を向けなければならない。
何回かデートして初めて分かることもあるのだ。
だからあなたも当たりくじを引くように会社を選ぶのではなくて、自分の五感を最大限に活用して事前の下調べを行なって欲しい。
就活の1年間を本気で調べて、その後理想のキャリアを進むか。
就活の1年間を漫然と過ごして、その後4,50年を苦しく生きるか。
大袈裟かもしれないが、そのくらいの気持ちがあってもおかしくないと考える。
だって学生までの20年間より、その先の人生の方が長いじゃん😉
一緒に頑張ろ!
じゃあな!(スキ)