troubled water
脳なのか心なのかフリーズして 体なのか思考なのか、 鈍く硬く石化する感じがする。 イスラエルによる、 鬼畜さを隠さない、 パレスチナへの冷酷な、 残酷の限りを尽くした攻撃は 報復の名目の度をこえた、 完全それは民族浄化の殺戮で
なんでいまこの時代 これほどの残虐行為が可能になるのか なんで止まる、
止める方向へと 各国が、 本気で全力でいますぐに、 動かないのか
表では大国は、 SDGsの看板を、 これ見よがしに掲げ 「誰一人取り残さない」
立てる誓いのその空虚さに、 世界のインチキの極まりを思う。
常に自分のどこかが殺されているような 火傷や打撲や血が流れるのを
それは森や川や海、 環境の汚染を地球が全身で感じているのに近いのではとなる 投影や共感とは違う ただ自然とそれを、 からだなのか、 自分のどこかが感じているのを、 こころがわかる それは、 届く叫びの声を受けてなのだと
大切なひと、 自分の命 つながりあう、 そのすべてがかかった 助けての叫び
意識は時間も距離も、 関係ない パレスチナ、 軍に取り囲まれた逃げ場のないガザにいるひとたちの思いが それをからだ、 細胞が感受して そうしてつぶやきから目にする、 ガザのいまに ストップの見えなささに こころがかたまり
『明日に架ける橋』 の終わり頃 歌声の背後で響く、 爆発音みたい
目の前のいま、 やわらかなものに触れていても どこかで耳には聞こえないミサイルの音がする 漫画 『火の鳥』 それを思う映画、 『クラウドアトラス』 の 時間をこえた同時並行の重なりを いまこの直線の時間において、 風をあびる それは見えない でもそれを感じ 風ととけあうのを皮膚にわかる その距離なき同時を 特には戦闘が再開してから 起きても眠るときも、 何かをするときも
その爆弾の音と、 痛みと、 叫びの声が わたしのいまを通り抜け その残響が また新たな、 声の届きが そうして一日が 死に包まれる。
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