割り箸のわれる音
選挙が終わる
こんなにも重苦しさを感じた選挙はなかった
分厚い鋼のような天井に 風穴一ミリでも開ける矢をと
真っ暗な覆いの奥に あてないけれど、 どこかに必ずの希望を感じながら
情報を得たり、 追ったり わずかでも、 自分ができることをと動いては
迎える結果は (政権交代時も含め) いつだって、 ほのかな希望の火に
ばしゃっと水か墨汁をかけられて じめっとなっては するともう自然と
フォーククルセダーズの歌 「かなーしくーて かなしくて… 」 がぐるぐる
と頭のなか再生されて しばらくしてその歌も薄らいだとき よしっ!と
気持ちを切り替えて 次を向くとうのが 20年以上変わることなく
繰り返される わたしにとっての選挙はいつも その感じなら
始まったときもそうだったら 終わったいまも これまでと まったく違う
こんな思いで知る選挙結果は いままでなかった
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