ほんとうのさいわい
年始にかぜをひき高熱が出て 肺がイガイガになる
11月から休みなしできて その疲れからかと思った
ただ熱といっしょに細胞が変わるかんじもして
何かが燃やされているのかもしれないと それなら燃やされているのは
記憶だろうと 自分がどんど焼きの枝か藁みたい 燃えて白い塵になり
空にまざっていくのを ぼうっと見つめる思いになった
これをわたしは新年において 前向きな始まりにとらえていたけど
そうじゃなかった それに気づかなければ もういまわたしはいないで
からだだけここにあったかもしれない
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