「君たちはどう生きるか」とりあえず覚え書き②※ネタバレあり
まず一番捉えづらいペリカンについて
最初に扉に来て、若マキ?さんが船から降りて鞭みたいなのと火を扱うことから「鵜飼」を連想したけど
wikiを見ると
「鵜の字は、日本では鵜飼いなどに用いる鵜を指すが、もともとはペリカンの意である」
とのことでやはり鵜飼がモチーフなのは確かで
加えて
「人によく馴れ、ときには、主人のもとに魚を持ってこさせたりするほどにしつけることができる」
「あらゆる動物のなかで最も子孫への強い愛をもっているとされる。この伝説を基礎として、ペリカンは、全ての人間への愛によって十字架に身を捧げたキリストの象徴であるとされる」
とのことでインコは大叔父が持ってきたものが繁殖した。という説明があったので
大叔父が本来使いとして利用してたもの?
ただそれが人未満の”わらわら”を食べるという点が分からない
遡って鵜飼は昔の上流階級の見世物だったり鮎を献上するものということで
やはりそう考えると”わらわら”を食わせてるのは意図的なのか、生産調整的な観点なのか
もう少しここは全体の意図を明かしてから考え直すといいかもしれないのでペリカンについてはここまで
インコについてはそれらしいメタファーとしての情報がなく
やはり教えれば声マネが出来る。ということからジブリ的な絵柄を真似て描き、連れてきたはイイものの飽和して社会?を形成し神に文句をいう。
けれどどこか間抜けで、何より可愛く、そして常に凶器を握っていて怖い。けれど忠誠心などはある。等々
宮崎駿が抱いてるアニメーターたちへの悲喜こもごもと捉えてもそこまで間違ってはいなさそう….?
ただ最後に現実に戻って本来のインコになってから、なぜかやたら糞を垂らすところに引っかかりがある
所詮ジブリを出たら自由ではあるけど所かまわず糞を垂らす獣畜生になるってこと?
「女は良いぞ、よく働く」で女性スタッフ達から反感を買った前科があるだけに
そこまで悪辣なこと言う?と疑いきれないのが辛いところ。
(つねにフンフン鼻息?匂いを嗅ぐ?感じとか丸っこさとかほんとジブリ史上一番好き、包丁持ったぬいぐるみ欲しい)
あとやはりインコが包丁研いで舌だしたりする可愛さとかはカートゥーン寄りというか、やっぱり宮崎駿っぽさはないので、アニメーターたちのせめてものぶりっ子の可能性…?
アオサギ男に関しては含みがありすぎて….
最初は完全に悪魔としての描き方
塔に入ってからは急にコミカルに、あのくちばしみたいな鼻
鳥のような鼻といえばユダヤ人表現=狡猾、金もうけ
そして何より完全に信用ならない感じがまさに鈴木敏夫
庵野秀明が岡田斗司夫に感じた悪、けれども必要。となった感覚と同じものを最初は持っていたのだろうか…
まさか最後の最後に鈴木敏夫とのバディモノで描かれるとは…
ただ最初のアオサギ男は、それこそインコのように声マネをしたり
自分の羽によって生殺与奪を握られたり
”穴を埋める”というのがどういうメタファーなのか….
分かりきってたけど、やっぱり教養も専門知識も出来た頭も持ってないので分からないことが多すぎる
とはいえ他の人の感想を見る段階にはまだない
また見に行かねば
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