わたしが内装コーディネートをすすめるときに大切にしていること
こんにちは。aruhome_aiと言います。
本記事を書いているわたしは、リノベーション会社に10年以上勤務して、間取りの提案やインテリアの提案を実施してきました。
これまで、小規模工事からフルリノベーションまで、500件以上の案件にたずさわってきました。
2022年に築40年以上の中古マンションを購入して、フルリノベーションを実施しました。
インスタでは、自邸リノベのこだわりやリノベのコツを発信中です。よければこちらもご覧くださいね。
内装コーディネートもリフォームデザイナーの仕事のひとつです。
このお仕事をはじめた当初は、内装材について、どのようにご提案していいのかわからず、なかなかお打ち合わせがスムーズに進みませんでした。
内装コーディネートをしていて、よくお施主さまからいただくご質問があります。
という質問です。
リフォームデザイナーとして経験を積むなかで、お施主さまと内装コーディネートのお打ち合わせをスムーズにすすめることができるようになってきました。
今日は、わたしなりに内装材をコーディネートしていくポイントをお伝えできればと思います。
まずはお施主さまにリノベーション後のお部屋をどのようなイメージにしたいかヒアリングします。
ほとんどのお施主さまがリノベーション計画をすすめる中で、完成後のイメージを持っています。
家全体のテーマカラーが決まってる方や、どこか一部分に好きなテイストを取りいれたいって方など、いろんな方がいらっしゃいます。
最近では、インスタグラムなどで好みのインテリアの写真を集めて、それを伝えてくれる人もいます。
一方でイメージがぼんやりとしかない方もいます。そんな方は、施工事例の写真やインテリア雑誌の中から好きなイメージを伝えてもらいます。
細かいお話をすると、もっとたくさんポイントはあるのですが、3つほどご紹介します。
いつもわたしはこの3点のポイントを中心してに、内装コーディネートをスタートします。
大きな面積を占める床材の色、好きな雰囲気をイメージする
床材は、お部屋の印象をがらっと変えるインパクトを持っています。
たとえば、床材の色を明るいバーチ柄やメイプル柄まどの明るい色柄にすることで、カジュアルで若々しい雰囲気になります。
一方、ウォルナット柄やチェリー柄にすることで、クラシカルやモダンで落ち着いた雰囲気になります。
床材は、かならず壁や家具などと接します。言ってみればコーディネートの中心的な存在だと感じます。
建具(扉)の色、好きな雰囲気をイメージする
次に建具です。面積という意味では、床材や壁より少ないですが、建具の印象は、お部屋のインテリアを決定づけるポイントになります。
とくに色柄や素材やデザインは時間をかけてお打ち合わせします。
例えば、框(桟のようなもの)で組んだ框作りの建具は、フラットなデザインと比べてクラシカルな雰囲気になりますし、凹凸のないハイドアは、モダンな雰囲気になります。
お持ちの家具の色、カーテン、ラグなどのメインカラーを決定する
最後は、家具です。こだわりのある家具をお持ちで、家具を引き立たせるケースは、全体の色味をおさえてシンプルにすることが多いです。
家具をこれから買われる予定の方は、あまり気にせずにおすきな雰囲気を大切にします。
木の素材を使うフローリングや建具、カウンターなどは、統一感を大事にします。家具を引き立てるように、もしくは邪魔をしないように提案することも多いです。
カーテン、ラグなどのファブリック系のお色もイメージしながら、統一感を出すことも意識してます。
色をあまり使わず、3色か4色ぐらいに抑えることを心がけています。
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意外に思われるかもしれませんが、壁紙は最後に決めていきます。上の3つのイメージが固まれば、壁紙のイメージは、ほぼ固まってきます。
たくさん柄や色味があるので、絞り込みは時間を要します。一方で、インテリアの方向性は固まっているので、あとはサンプルを使いながら選んでいきます。
ここまでざっと説明してきました。
とはいえ、ほとんどのお客様が、初めてインテリアの商材を選ぶわけで、当然、むづかしいと感じられるとおもいます。
今まで、実際に目にしたり触れる機会もなかった内装材です。慣れていないので当然ですので、まずは目で見て触ってもらいうことも大事にしています。
わかりにくい理由のひとつに「仕上がりが想像できない」があります。
これも、ほぼ皆様、口にされます。
そこで、わたしは、CGパースや手書きパース、実際の施工事例写真などを使い、お客様に少しでも仕上がりのイメージをしてもらいます。
リノベーションの仕上がりは、家電などと違い、実際の仕上がった状態を触れたり、目で見て確かめたりできませんので、そこがいつももどかしく思うところではあります。
実際の仕上がりをお見せすることができないですし、イメージもしてもらいにくいのです。
そのイメージづくりをお手伝いするコーディネーターの役割は、やはり責任重大ですし、やりがいもあります。
もうひとつ、わたしが大切にしていることがあります。
それは、『ストーリー性」です。
初めてお会いした日にご訪問したお部屋の雰囲気から、リフォーム後のご生活、プラン作成の段階で何を悩んでいたか、家族との関係性など、これまでのお打ち合わせで、プライベートな部分まで、お話いただいたストーリーを内装に反映させ、そこにプロとしての意見をお伝えして、かたちにしていくイメージでしょうか。
お施主様の中には、コーディネートに自信があったり、たくさん研究されている方もいます。
これとこれはどうですか?とご自分で納得して決断できる人もいますし、すべてお任せしたいと私たちを信頼していただける方もいらしゃいます。
どのようなお施主様にも共通して言えるのが、これから自分たちが長く住むマイホームですから、「納得感」のあるインテリアにしたいとみなさん思われています。
このnoteでも書いたように超プライベートなお話をさせてもらいうことが多い、わたしたちのお仕事ですので、お打ち合わせの過程をふりかえりながら、
迷うことも日常茶飯事です^^;
さいごに、わたしがいちばん大切にしていることは、これから何十年もそこに住むお客様の生活のイメージを共有できているかということです。
お打ち合わせを重ねながら、少しずつ理想のマイホームに近づくお手伝いをこれからもがんばります٩( ᐛ )و
リフォーム・リノベーションをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
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