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【最終リポート】 仕組まれたTEBA
前回のリポートに関しては下のリンクへ飛んでくれ。
(注 一度見てしまったら後戻りはできないかもしれない。ここで引き下がることは決して恥ずかしいことじゃない。大事な事だからもう一度言う。後戻りはできないかもしれないんだ。
それでも、もし君が勇気を持ってこのレポートを読んでくれるなら、俺は、俺の全力を持って君を守ると約束する。
【潜入捜査官 R】
(*特殊なゴーグルをしております。)
俺は、組織へ潜入すべく行動を開始し、
着々と準備は整っていった。
そのハズだった。
決行日前日の2月17日、最終チェックを行っている時に俺はあることに気がついた。
これは以前俺が描いたイラストのテヴァンゲリオンだ。
分かるだろうか。
そうだ。
テヴァの左手羽に刻まれた刻印と、俺の左手羽に刻まれた痣。
同じ位置に刻まれた烙印。
俺は考えた。偶然とはいえないこのシンクロ率。軽く200%を越えているだろう。組織のヤツらに仕組まれたとも考えられる。くそ、一体どうしたら......その時初めて、俺の心に迷いが生じた。このまま、潜入を決行していいのだろうか。しかし、残された時間はあと僅かだ。
考えろ。考えるんだ。
と、その時だった。
トゥルルルルル.....
情報屋「C」から着信があったのは。
R 「ああ、Cか、、久しぶりだな。」
C「ナ..ナゴ...ヤ..........ブンチョ.........ブツッ...ツーツーツー......」
R 「おい!C! どうした!おい!おいっ!......」
クソ、、ナゴヤ、、ブンチョ、、、、一体なんの事だ。
いや、待てよ。ナゴヤに関しては、以前、別の情報屋 6が言っていたハズだ。その時はあまり気にも留めずにいたが。
ナゴヤに何があるのか 。逸る気持ちを抑えるため敢えて口にする。
熱くなるほど冷静になれ。
そうだ。冷静になるんだ。
全ては手羽から始まった。ナゴヤは言わずもがな、手羽先のルーツである。迷っている暇はない。俺は早速ナゴヤへ向かった。
ナゴヤに着くと、なにかがおかしかった。人の気配がまるでしない。なにが起こってるんだ。
「ピチューイ、ピチューイ、、、、」
遠くから聞こえてくる、この声はなんだ。俺は、元軍人の情報屋 6から譲り受けたゴーグルを装着し、分析を試みた。このゴーグルには優秀な解析システムが搭載されている。きっとすぐに答えは分かるだろう。
【解析結果】
ハッと息を飲んだ。
文鳥。情報屋Cが残したメッセージ「ブンチョ..」とは、この事だったのだ。俺はすぐさま文鳥と音声入力した。
【解析結果】
「文鳥占い」、、だ、と、、、、、、、、
カワイイ❤
違う。そんなことはどうでもいい。
そうか。そういうことだったのか。黒幕はブンチョウだったのだ。今まで戦っていると思っていた組織とはなんだったんだ。
「ハハッ。」
気が抜けた俺は、その場にへたりこみ、
ただ、タバコをふかした。
どうか、これで終わってくれ。
そう思いながら。
Friendship appearance
&
Thank you and love