12月26日
【12月26日】
泡立つ油の真ん中に
ふと火の強さを感じます
忙しく揚げる日々の中に
私とあなたで手羽を描く
継ぎ足しの壺に 想いをのせて
桜色手羽は 春へと続きます
瞳を閉じれば 手羽先
まぶたのうらに いることで
どれほど上手く揚げたでしょう
あなたにとって私も 手羽でありたい
香りを運ぶ 換気扇
フィルターに脂 絡まりますが
捌いた後の白い皮は
なんだかきれいで 見惚れました
上手く揚がらぬ こともあるけれど
手羽を仰げば それさえ小さくて
揚げ油は 凛と澄んで
黄金色に手羽先揺れる
揚げたてを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ
この先も 隣で そっと手羽裂いて
瞳を閉じれば 手羽中
まぶたのうらに いることで
どれほど上手く揚げたでしょう
あなたにとって私も 手羽でありたい
la lalala tebalalala
la lalala tebalalala
la lalala lalalalatebala..........