瞬間、羽ばたいて
「今日はどうされました?」
「右腕がですね....グーパーするだけで痛くなっちゃいましてね.....」
「ほう。右手羽ですか.....」
「え?.....」
「あ、いや、、右腕のどの辺りが痛いんでしょう」
「右腕の肘が痛くてですね....」
「ほう。右手羽の肘の部分が痛い、、と」
「え?......ミギテバ?」
「おっと、、失礼。右腕の手羽中が痛いということでよろしいか」
「いや、えぇっと、、聞き間違いかな。テバとかテバナカとか....」
「そんなことゆうてへんよ。おかしな人やね。まあええからそこ座り」
「ああ、、すいません。おかしいな..確かにテバって...」
「そしたらね、手羽捲りして肘を見せてもらおうかね」
「テバの肘!」
「君は何を言うてんのさっきから。そんなことゆうてへんよ僕は。もうええから右腕の手羽中早く出しなさいよ」
「右腕のテバナカ!」
「まったく騒がしい人やね。まあええわ」
「いや、、さっきから言ってますよねテバテバって、い、、、痛ー!」
「ふんふん、手羽中押して痛いゆうことはこっち押したら....」
「痛ーーーーー!アハハハハハハハハハ」
「怖っ!君の方がよっぽどおかしいやないか!何笑とんねん!」
「あ、いや、、ワタシ痛みが強いと笑ってしまうんですわ.....あれ?俺、、関西弁??」
「君はさっきから何をゆうとんのよ。はぁ、、まったく。そんなことよりね、君、手羽元も傷んでるやないか。こっちはどうやろ......」
「イヒーーーーーーーーッッ!!」
「こ、、、、これは!!」
「ハアハア、、ウゥゥゥゥ」
「手羽先もやないか!ゆうたら手羽全部やないか!さ、、佐藤さん、注射用意して!」
佐藤「先生、甘口と辛口どちらでしょうか」
「佐藤さん、今回はそんなぬるい注射じゃあきまへんよ!あれや、、あれを使うんや!」
佐藤 「ま、、、まさか、、あれを、、、、、」
「ああ、、そうや、、そのまさかや」
「継ぎ足しブロック注射や!」
R 「つ、、、継ぎ足し! 老舗か!老舗のタレか!」
「ほんならいくど!!」
R 「こ、、、、、コケーーーーーーっッツツ
コケコッコーーーーーーー!」
今年も良い手羽に仕上がりました。
【めでたしめでたし】