ヘブリディアン ララバイ解説
今回のコンサートで取り上げる曲目解説、トークでお話しきれない情報(データ)をまとめています。演奏会前の事前情報として、またトークで気になった点を、後から振り返るなどコンサート前後もお楽しみ頂ける内容です。
ヘブリディアン ララバイ/バリトンソロと金管バンドの為の小品
作曲 P. ハーパー (2007年)
委嘱 K.マーセッラ
フィリップ・ハーパー(英国)
主に金管バンド(英国式ブラスバンド)の作品を扱う人気作曲家。1996-98年、外国語指導助手として来日し、主に関東の金管バンドと交流、共演するなど日本と縁が深い作曲者。近年では英国の名門バンド「コーリーバンド」の音楽監督も務めるなど、作曲以外のフィールドでも活躍する。
K.マーセッラ(スコットランド)/バリトン奏者
スコットランド出身、バリトン奏者。9歳の頃、ホルン奏者でもある父の手解きのもと、金管楽器に触れる。
スコットランドのチャンピオンシップ、ソロ部門で連続1位の他、2007,8年オーストラリア、2010年オーストリアの大会でも1位。
その後、英国の名門バンド「ブラックダイク」の首席を務め、現在は、ヤマハアーティストとしてバリトンのテスター、開発を担う。
委嘱の経緯
ハーパーに「バリトンの為のリリカルな小品をレパートリーに増やしたい」と依頼。ハーパーはそこで彼女の母の故郷である、スコットランド北西に位置するヘブリディーズ諸島に伝わる民謡をモチーフに用い、地方色溢れるメロディを書きました。
アイリッシュスタイルの特徴
ユーフォ吹きなら、ダニーボーイ/ロンドンデリーの歌の他、一般の方々でもユーレイズミーアップ、蛍の光など、みんな知っているメロディ。これらはアイルランド/スコットランド民謡なんです。特徴は音階中、特定の音程の使用頻度が少ない点です。特に音階中の4音、7音が少ないのが特徴で、これは結果的に日本の5音階にも類似点があります。
5/8 15時~
芸術空間サロン・ド・ショパン
住所:〒569-0803 大阪府高槻市高槻町13-5 HopeⅢビル3F
一般3000円、
学生1000円(高校生以下)
*コンサート予約メール
salon_de_chopin@yahoo.co.jp