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京成八千代台駅前旧交番建物に絵を描いちゃう。アートの力でより良い街に↗︎中学美術部の皆さんとやってみよ−。ARTxCAFE2024#4

このnoteは千葉県八千代市の秋のイベント『ARTxCAFE八千代まちなか珈琲香るアートラリー』(以下ARTxCAFE)開催までの中の人の奮闘記です。
皆さんと一緒に秋に向けて歩いてもらえると嬉しいです*

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ARTxCAFEは毎年カフェとアーティストのペア、食とアートの出会いがうみだす化学反応を楽しんでいただくイベントです。
詳しくはこちらの記事から。⇩



1、まちなかxアートのこと


アートカフェの時期に、もっと皆さんの生活に近いところでアートは活躍できないだろうか?と事務局は絶えず想像を膨らませています。色んなアートが展開されることで色んな表現に出会ってもらい、ひいては私たち一人一人のユニークさや個性の違いが街を豊かにしていくことを可視化していきたいと期待しているんです!

そのために、あの場所この場所の可能性を毎年模索しています。
これまで、街の玄関口でもある京成本線八千代台駅の改札に作品を展示したり駅の地下歩道のサイドにある掲示板の活用、道の駅やちよ内農業交流センターなど、公共の空間で展開してきました。このまちなかでの展示をARTxCAFEの中のサイドストーリーと位置付けています。

京成八千代台駅改札に設置された作品と作家さん
地下歩道の掲示板を活用した作品展示

 

2、旧交番建物のこと。

そんな私たちに、八千代台まちづくり合同会社から「建物に絵を描いてみない?」というお声がけをいただきました。お声がかかった建物は、京成八千代台西口ロータリーに面した建物です。二階建ての小さなものですが、2年ほど前まで交番として機能していました。
駅前の身近な交番ということで、八千代台の住民の皆様はトラブルが起きると駆け込んだ経験があるのではないでしょうか?かくいう私もお財布を落としてお世話になった経験があります。

旧交番建物の夜の風景

 さて、交番が移転し、残った建物は当初解体される予定だったそうです。ところがさまざまな事情から当面、解体されることがなくなった。さあ、どうするか。
建物は駅の東西の出口をつなぐ地下歩道の入口にあります。元々この地下歩道は「怖い、暗い」など住民から改善の希望が多い通りでもありました。誰も使わない閉め切った建物から「怖い、暗い」地下道への流れを少しでも和らげることはできないだろうか。アーティストに何か描いてもらおう、そうすることで景観を明るくし、また住民参加で描くことで公共物や地元への関心を高めて欲しいというお声がけをいただいたのです。

3、SocilArtCreatorsのこと。


私たちSocialArtCreatorsは「アートで社会をちょっと楽しくする」をモットーに掲げています。

SACの活動目的図

今回のお話を聞いてから自分たちにどんなことができだろうかと考えました。
・アートで社会をちょっと楽しくするには、一人のアーティストが描いて他の人はオーディエンスという役割分けをしたらもったいない。
・八千代台のエリアにはさまざまな背景の人たちが住んでいく。なるべく色んな人に共感される旧交番建物のペイントであってほしい
・かつて交番という役割は安全安心の保証でもあったけども、一方で権威的な役割をになっていた。作品化されることで建物の意味が再構築される機会にしたい

上の3つのポイントを踏まえて、ARTxCAFEのアーティストがガイド役になり、市民の皆さんと図案を考えペイントする計画を立てました。結果的に、今回は八千代台西中学校美術部の皆さんが参加してくださることが決まりました!

4、八千代台西中学校美術部への最初の訪問

7月半ば、八千代台西中学校美術部の皆さんへお会いしに行ってきました。
「旧交番建物にペイントするアート企画」(仮称)を始めるにあたり、一緒に制作する仲間になる、西中美術部の皆さんと初めての顔合わせ訪問は30分!

壁画アーティストの小川さくらさん、木版画家のわかばやしかよこさんと共に行ってきました。この日は自己紹介とこれから取り組む内容の簡単なお話でしたが部員の皆さんのまっすぐな目とやる気に励まされて帰り道につきました。

美術部皆さんと挨拶する小川さくらさん(モニター右奥)林美蘭(モニター右横)
建物についての説明中

5、八千代台西中学校美術部への2回目は7月25日。


今回の目的は事前にお配りした建物の図に、自分ならどんな絵を描くかを描いてもらってきました。
やったことは・・・
・一人一人のイメージ画について発表してもらう
・作業する時用に3つにグループ分け
・プロジェクト名の案を出してもらう

いろんなアイディアから一部をご紹介します。

ピーナッツの横に立って写真を撮ってもらうための案
高齢の方が多い八千代台なので見た人が明るくなる花言葉からイメージした図案
一人一人の個性があっていいんだよというメッセージを込めた図案

15名の皆さんのアイディアはどれもユニークでした!
描いてきたものを、描いた内容、描いた意図、そしてそれをみた人はどう感じるだろうか?の3つのポイントでお一人づつ発表してもらいました。
一人づつ発表してもらうことで、全体でのイメージを作る前に自分ごととして捉えるためのアウトプットになったのではないかと思います。

皆さんの案を受けて、私からもう一歩踏み込んだお話をしました。アイディアを出した後に考えてほしいのはさて、それらの図案は街の中でどう見えるんだろう、という視点です。自分が描きたいだけではなくて、街にはどんな人がいるんだろう、その人たちへの意識を深めることでより意義を深めていけるのではないかな。

積極的にワークショップに参加してくれる美術部皆さん

次のワークショップは8月27日。
いよいよ全体として図案を決めていきますよ!
どんな図案が秋に描かれるのか、どうぞお楽しみに!

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