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使い捨てマスクで悪化する海洋汚染

大気汚染が緩和され透き通った空や、ベニスの透明な運河に喜んだのもつかの間..........香港周辺の海岸に流れ着く使い捨てマスク。イルカが死に絶えるかもしれないほど、使い捨てマスクで埋め尽くされると危惧される地中海などとまた新しい汚染の実態が明らかにされつつある。ファーストフードのストローやトレイ、レジ袋などが排除されてつつあっても、これではいつまでたっても追いかけっこ。なんと、『使い捨てマスクは、完全に分解されるまでに450年かかる』のだそうである。


気象変化による災害なども合わせると、地球の劣化には凄まじいものがある。悲鳴をあげているこの惑星の最大のゴミは人間であるのかもしれない。しかし、負の遺産を前にして新しい価値観を生み出し、地球に優しくありたいと生きる若い世代がいることも確かである。この青年たちの前で、本当の豊かさを示すことなく老いて行く世代は、ただ頭を垂れるばかりである。


『プラスチックの回収に人生を捧げるオランダ人青年、ボイヤン・スラット(Boyan Slat)、20歳。彼が回収を続ける、海に散らばるプラスチックの総量は、推定とはいえ、約1億5千万トン。短期間では腐食しない大量のプラスチックは、想像を上回る悪影響を生態系に与え続けている。』



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