サイコロきっぷ北陸の旅 第0日
2月、最初の旅行です(全部で3回旅行してます)。
2/4,5「サイコロきっぷの旅」に行ってきた。
まずは、そもそもサイコロきっぷとはなんぞや、というおはなしから。
JR西日本の予約サイト「e5489」でエントリー、大阪駅発着で行き先は3つの中からランダムで、加賀温泉(石川)、出雲市(島根)、湯田温泉(山口)の中から決まる。なお、湯田温泉が出た場合はもういちどサイコロを振ることができ、3分の1の確率で博多まで延びる。
行き先がどこでも、エントリー費ときっぷ代を合わせて5,000円。いちばんオフ率の低い加賀温泉でさえも、乗車券と指定席特急券合わせて通常購入価格から64.4%オフという破格の値段。信じられない。
注:エントリーは2023年1月27日をもって終了。
このサイコロきっぷ、記憶が正しければ3回目の企画となっていて、1回目と2回目は行かなかったので、今回はようやく。
企画発表された段階で京都に住む高校からの友人Aが誘ってくれたので、二つ返事で行くことにした。ついでにインドア派の都民友人Kも連れて行った。あまりに家から出ないため心配になっていたので。
2月3日(金)
旅行の一部ではあるが、サイコロきっぷの旅は始まってないので、便宜上「第0日」とする。
朝8時、バスタ新宿に来た。
インドア派の友人Kとは住んでいる路線が異なる。これまでも何度か新宿で待ち合わせたが、なぜか今回はいつもの京王線ではなく京王新線で来たので地下で迷宮入りしてしまった。まだまだである。
8時50分、京都経由大阪行の高速バスは発車した。
実は人生初の高速バスで、書きたいことは多いはずなのに、前日夜から早朝まで大学の友人と家で遊んでいたためとにかく眠い、眠すぎる。ということで寝た。
なるべく費用を抑えよう、ということで4700円の4列シートのバスに乗ったが、狭いし熱は篭もるしであまり快適ではなかった。途中の休憩が非常にありがたかった。
基本的に寝ていたのであまり記憶なし。
夕方、京都に着いた。
てっきり京都駅の近く、八条口とかの方に着くものだと思っていたので、名神高速道路のなんでもない所で降ろされていささか驚いた。
京都駅で友人Aは待っていてくれるそうなので、地下鉄烏丸線と近鉄線を乗り継いで京都に向かった。
まずは京都駅でe5489で予約していたきっぷを発券した。行き帰りの乗車券と特急券だけでなく、使用上の諸注意的な紙も3人分一緒に出てきたので、全部で20枚くらいになって収拾がつかなくなった。券売機から一度にこんな大量に吐き出されるのは初めて見たかもしれない。
次に帰りの東京までの新幹線の切符も予め買っておいた。さすがにバスに懲りたためのぞみでぶっ飛ばす。
余談だが、1月下旬の大寒波で京阪神の鉄道網が壊滅した件、Aによれば線路上だけでなく京都駅も酷かったようで、特徴的な吹き抜け構造が仇になって、構内でも吹雪いていたそうな。欠陥構造になってしまってますやん、。
友人A宅に荷物を置いて、夕飯と銭湯に向かった。
夏に日本縦断をした時もAとふたりで行った「チャーミングチャーハン」に、今回も行くことにした。ここはほとんどの単品にセットでチャーハンを付けることが出来るのだが、不気味なことに「焼き飯」のチャーハンセットが存在する。面白いので行ってこいとは父のことば。
京都には古き良き銭湯が沢山ある。壁には富士山の絵、少なめの浴槽、木の札を外して鍵かけるロッカー、レトロマッサージチェア、小さいチューブのシャンプー、風呂上がりの瓶のコーヒー牛乳。
よぼよぼのおじいちゃんが長風呂に浸かりまくっているのを見て、茹で上がらないだろうかと不安になった。
高速バスの痛みを消し飛ばす銭湯の気持ちよさ。普段はカラスの行水、シャワーだけの日とかもあるのに結構長いこといた気がする。
幸い、Aの家が銭湯からそんなに遠くないおかげで湯冷めする前に再び暖を採ることが出来た。
そんなこんなで第0日終了。
②につづく。
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