アートなTシャツコレクション~完~
【ルール】
名画をモチーフにしたTシャツを100枚集めたらゴール
・ただし、1アーティストにつき、1枚とする
・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する
・ユニクロ(UT)も除外する
・グラニフも除外する
2020年秋に突如として始まったこちらの企画。
実は今さらですが、初回に「目標は、100種類!」と言っているものの、本心では到底、100種類もアートなTシャツを集められるとは思っていませんでした。
さらに言えば、需要が無さそうな企画なので、年1ペースでお届けするくらいでいいだろうと考えていました。
が、なぜか意外と反響が大きく!
ちゃんとゴールを目指さねばならない状況になりました(笑)。
というわけで必死にアートなTシャツを探し続けて、4年半。いよいよその時はやってきました。
ちなみに、最後のロケ地は、僕がアートに目覚めるきっかけとなった場所、東京都美術館です。
96枚目 クララ・ペーテルス(1594~1657以降)他
2003年設立のドメスティックストリートブランドglambと、メトロポリタン美術館がコラボレーションしたトリムTシャツ。
1着の中に、クララ・ペーテルスの《A Bouquet of Flowers》と、マルガレタ・ハヴェルマンによる《A Vase of Flowers》、ハーマン・ヘンステンバーグの《Vanitas Still Life》があしらわれています。
一挙三得なTシャツです。
97枚目 黒川紀章(1934~2007)
世相を斬る・・・ならぬ、着る。
時事Tシャツの「JIJI」で販売中のTシャツ。建築家・黒川紀章の代表作で、2022年に解体されてしまった、
メタボリズム建築を代表する中銀カプセルタワーがデザインされています。
今は無き建築だけに、着ると、なんとなく少し悲しい気持ちになりました。
98枚目 J.M.W.ターナー(1775~1851)
イギリスを代表する画家のTシャツはさすがに色々あるだろうと、この企画が始まった当初から、ターナーのTシャツは探していました。
しかし、探せど探せど、いい感じのものはまったく見つからず。
すっかり諦めていたこのタイミングで、連載30周年『名探偵コナン』と、設立200周年のロンドン ナショナル・ギャラリーがまさかのコラボを発表!
なんと、そのグッズの中に、ターナーの《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》と、赤井秀一がデザインされたTシャツがありました。
やっと会えたな・・・愛しい愛しい・・・ターナーさん。
99枚目 デイヴィッド・ホックニー(1937~)
2021年より始動したアートフォトプリントブランド、THE INTERNATIONAL IMAGES COLLECTIONによるTシャツです。
アートごとにプリントで使うインクの調合を行い、熟練した職人が国内で1枚ずつ手刷りしているのだとか。
なお、僕が着用しているTシャツの写真は、20世紀を代表するファッション写真家ヘルムート・ニュートンが撮影したもの。
被写体となっているのは、若き日のホックニーです。
プールサイドにいるのが、実にホックニーらしいですね。
100枚目を紹介する前に。
この企画のルールの一つグラニフも除外するは、
実は、2022年の夏から追加で加わったものでした。
UTと同じくらいに、グラニフもアートのTシャツが多いと、
この頃に気が付き、自らこの追加ルールを課したわけですが。
今回改めて初回から企画を振返ってみたら・・・・・
5着目の東洲斎写楽のTシャツが、グラニフのものだったのです。。。
というわけで、東洲斎写楽の新たなTシャツを探しました!
「写楽」の漢字2文字で、
《三世大谷鬼次の奴江戸兵衛》が表現されています。
ちなみに。
こちらはインバウンド向けに原宿を拠点に活動する、
ファッションブランド「Tokyo Typo Store」のTシャツ。
インバウンド向けとはいうものの、常識的な範囲の金額で購入できました。
100枚目 伊藤若冲(1716~1800)
この企画のゴールを飾るのは、コムサ系の最高級ブランド『アルチザン』のTシャツ。
伊藤若冲の生誕300年を記念して、京都市協力のもと実現したコラボTシャツとのことで、シルクの生地に若冲の世界観が特殊プリントされています。
お値段、3万5640円也!
この企画史上最高額のTシャツです。
ゴールまで応援してくださった皆様、ありがとうございました!
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