いいかねPalette「裏山再生計画」レポート
こんにちは。アーツトンネルのタカキです。今回は、先日、福岡県田川市いいかねPaletteで行われた「裏山再生計画」のレポートを書いていきます!
アーツトンネルが拠点を構える福岡県田川市いいかねPaletteは、旧猪位金小学校を改修した廃校利活用施設です。
「廃校」と聞くと、幼き日を過ごした校舎や教室が思い浮かびます。
しかし、多くの学校には、校舎や教室のほかに運動場やプール、体育館など、広い敷地の中に色々な施設があったりします。
皆様も、学校の敷地内のそれぞれの場所にいろんな思い出があるんじゃないでしょうか?
実は、猪位金小学校には、運動場やプールの他に、裏山があります。
小高い丘くらいの山ですが、その山の中に遊具があったり、ステージがあったり、
廃校になる前、裏山は、学校の中でも一番人気の場所だったそうです。
しかし、廃校になってから、いいかねPaletteの施設改修が完了するまでの数年間で、草木が伸びて荒れてしまい、現在まで、手を入れることができていませんでした。
そこで、猪位金小学校の卒業生であり、アーツトンネルのメンバーでもある、市村ドラゴン君が「裏山再生計画」を企てました。
「裏山再生計画」とは?
「裏山再生計画」は、その名の通り、当時、大人気の遊び場だった猪位金小学校の裏山を再生する計画です。
荒れ放題になった山を再整備し、大人も子どもも楽しめる場所に再生する。
お金をかけて、業者さんにお願いする方法もあるかと思いますが、
市村ドラゴン君は、裏山を再生する過程をみんなと共有したほうが絶対に楽しいし、
大人も子どもも、スタッフや施設利用者、地域の人など、いろんな人を巻き込んで、いろんな人たちとその時間を共有したいし、
そうすることで、関わる人みんなと一緒に裏山の未来について考えることができるし、
色んなアイデアが出て、裏山がもっとおもしろくなるのではないかと考えました。
そして、2023年1月9日「第一回裏山再生計画」は実施されました。
第一回「裏山再生計画」
第一回「裏山再生計画」の内容は、
①大人たちが裏山で伸び放題だった草木を刈る。
②刈った草木や落ち葉を子どもたちが一か所に集める。
③集めた草木や落ち葉でバイオネストを作る。
というものです。
ちなみにバイオネストとは、写真のように草木を集め、ネスト(巣)のようにすることで、微生物や虫たちの住み家を作ります。そうすると、草木や落ち葉が、微生物や虫たちによって分解され、土に還るのを促進するのだそうです。
この日は総勢25名以上の大人や子ども、スタッフ、施設利用者、地域の人などが集まりました。
作業時間は、2時間程度でしたが、参加者のみなさんは和気あいあいと楽しそうに作業を進め、無事、3つの大きなバイオネストが完成しました。
中でも、この小学校の卒業生であるいちむらドラゴン君と、いいかねPaletteを運営する株式会社BOOKの代表青柳考哉君は、誰よりも楽しそうでした。
猪位金小学校には、彼ら二人以外にも、多くの卒業生たちがいます。
僕は、2人の姿を見て、卒業生たちには、それぞれに、この裏山への想いがあるのだろうと、想像しました。
僕の母校はまだ廃校になっていませんが、もし、仮に自分の母校が廃校になることを想像すると、とても複雑な想いです。
廃校になった思い出の学校が、今、どうなっているのか、誰が何をやっているのか、とても気になると思います。
ここ、いいかねPaletteの裏山は、卒業生たちを中心とした仲間が一丸となって再生しようとしています。
まだまだ続くよ「裏山再生計画」
次回の裏山再生計画は2月か3月に行うそうです。僕を含めたアーツトンネルのメンバーも参加しますので、興味のある方は、ぜひ、お気軽にお声かけください!
人はたくさん関わった方が楽しいはずです。みんなで、いいかねPaletteの裏山を、みんなの楽しい裏山に再生させましょう!
「裏山再生計画」の情報はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?