『ずこうしゃこどもアートスタジオさくひんてん』のレポート
こんにちは、アーツトンネルのタカキです。今回は『ずこうしゃこどもアートスタジオさくひんてん』のレポートを書いていきます！
つくるはみんなの中にある！
ずこうしゃこどもアートスタジオはNPO法人アーツトンネルの代表を務める佐土嶋洋佳が5年以上前から行っている事業で、こどもが初めてartに触れる体験を提供する造形教室です。
以下、ずこうしゃの想いがこもった『ずこうしゃこどもアートスタジオさくひんてん』を紹介する文章です。
「つくるはみんなの中にある」
これは、ずこうしゃこどもアートスタジオが1番大事にしていることです。
子どもの感性が1番伸びる時期に、純粋な描画体験や色彩のふしぎを楽しむこと、様々な素材の面白さに気付くこと、自分の中にある自分らしさを見つけることに十分な時間を取らずに、絵を上手に描いたり、作ったりする技術だけを先に習得することは、大事な時間の使い方としてもったいないと思うからです。
表現とは、誰かの真似をするものではなく、自分の中から湧き出るものです。
ずこうしゃこどもアートスタジオでは、活動の中で「手で考えること」「思考の根っこを生やすこと」を根底にしたアプローチで、アート体験や作品制作を行っています。
上手に描く、綺麗に作るは、もっともっと後のこと。
この展示は、ある1人の男の子が自分が作った作品をみんなに見てもらいたいという気持ちから始まりました。
自分の中から湧き出たものを誰かに見せたい。
1人のアーティストとして、日々のことに追われ、なかなか制作も出来ずに、先に展示が決まってからやっと動き出す私は、自分の中から湧き出たものを表現し、見てもらいたいという純粋な気持ちにとても感動しました。
嬉しいことに、ずこうしゃこどもアートスタジオを利用いただいている子たちの中にも、展示会をするなら、自分も飾りたいという子がいましたので作品をお借りしました。
また、年齢は純粋に作品を見るにあたってあまり重要ではないと判断し、キャプションは名前と作った手の写真にしています。
この展示会は子どもたちが作った作品の結果ではなく、作品を見てもらうという体験です。この体験からまた子どもたちは何かを得て成長するのだと思います。
気になる作品には、ぜひご感想をお聞かせください。子どもたちの表現の花の栄養になると思います。
ずこうしゃこどもアートスタジオを主催する佐土嶋は、NPO法人アーツトンネルにおいても、同じ想いで携わっています。
表現は人を豊かにする。
こどもの頃から、表現に触れ、自身の表現の根っこを刺激する。
自分から湧き出たものを大事にする。
それらすべてを大事に見守る。
こどもアートスタジオの事業は、筑豊地域内外の多くのこども達と関わり、こどもたちが表現するきっかけをつくってきました。
そのことは、きっと、巡り巡って、社会を豊かにしてくれると、僕は信じています。
そんな想いがこもった『ずこうしゃこどもアートスタジオさくひんてん』では、こどもたちの素晴らしい作品が集まり、そして、多くの方にご来場頂きました。
そして、鑑賞して頂いた方には、作品の作者であるこどもたちにお手紙を書いてもらいました。子どもたちはきっと喜ぶでしょうね。
このnoteでは、アーツトンネルの活動やアーツトンネルがあるいいかねPaletteのこと、さらには、地域のアート情報や筑豊地域の文化や歴史について、色々と書いて行こうと思っていますので、ぜひ、いいね！やフォローお願いします！
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写真提供：長野聡史（アーツトンネル／長野聡史写真事務所）
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