#展示会を作ろう プレスリリースを送ります
展示会開催前にプレスリリースを送ります。
ただいま来週からの展示会開催に向けて搬入作業中です。
前回の記事で作品を展示する前に用意して頂きたいことについてまとめました。すでに半分ぐらいの皆様が搬入作業を完了させています。
作品の準備ができた、搬入作業が終わった、フライヤーは印刷して店頭にて配布開始&先月郵送で各ご協力施設様に郵送して設置して頂いた。
展示会開催に向けて諸々の準備を進めてきました。
そしてもう一つ展示会開催前にやっておきたいことが「プレスリリース資料の配布」です。今回の記事ではそのプレスリリースについて詳細情報をまとめてお伝えします。
プレスリリースってなに?
プレスリリースとは情報を発信したい人(今回の場合は展示会を開催するギャラリー側や作家さん)が新聞社、ラジオ・テレビ局などマスコミ各社に自分たちの取り組みを記事にまとめて情報を発信することです。
詳しくはwikipediaをなどをご覧ください。
このnote記事では主にこれまでのアートスープが行ってきた手法、群馬県内でのプレスリリースの主な送り先などについてお知らせします。
プレスリリースが有効かどうか
プレスリリース記事をおくったら必ずしも記事になるというわけではありません。新聞紙面にはスペースに限界がありますのでその時々でもっと重要な出来事や面白いイベントがあればそちらが優先になりますし特定の団体ばかりを取り上げ続けても公平性の問題があります。
新聞紙面はあくまでその地域のできごとやニュースを知らせるためのものですので、特定の企業や団体の宣伝目的の記事を載せることはできません。
そのため「なぜその展示会が紙面に載るのか」「新聞を読む人たちがその情報を知りたいと思うのか」の理由も考える必要があります。単に特定の団体の宣伝や広報のためだけのものであれば記事にされない可能性が高いです。
プレスリリース記事はどう書けばよいのか
プレスリリース記事は、「もしこの件が新聞で取り上げられるとしたらどんな記事になるのか」を想像しながら書く、プレスリリース記事を読んだ記者の人がそのまま記事に出来そうな形にまとまっていると良いです。そのため送り先の新聞社の紙面を読んでどのように記事をまとめているかを参考にするとわかりやすいですね。
新聞記事のような情報をまとめた文章を書くには、5W1Hの形を意識して文章をまとめると分かりやすく正確な文章になります。
5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」です。
この6つを基にアートスープの展示会の例に記事を作ると
①「When(いつ)」
2025年1月22日から2月2日まで
②「Where(どこで)」
前橋市表町のギャラリーアートスープにて
③「Who(だれが)」
一般公募により応募された17名の出展作家さんにより
④「What(なにを)」
3つの企画展示会を開催します。
⑤「Why(なぜ)」
これは前橋市から令和6年度アーツカウンシル前橋文化芸術活動推奨事業により選ばれた企画で、ワークショップ「#展示会を作ろう」参加者の皆様が自分たちで展示会のテーマやタイトルのアイデアを出し合い開催されました。
⑥「How(どのように)」
会場内を三つの展示会のエリアに分けて、計20名の出展作家さん達がそれぞれがテーマに合わせて制作した絵画、イラスト、手芸作品などの作品約200点を展示しました。
↑今回のワークショップ企画「展示会を作ろう」の内容を上記の5W1Hのテンプレートに当てはめるとこんな感じです。これでもう150~200文字ぐらいの小さめの紙面の文面が埋まってしまいますね。
新聞やラジオの場合は文章や言葉だけで会場の規模や様子を受け手に伝えるために具体的な数を尋ねられることが多いです。そのためおおよそざっくりした作品点数も添えて送っています。
(とはいえ公立美術館や市民ギャラリーのような大きな額装作品を200点並べたのと、うちのような小さいギャラリーでポストカードや缶バッジなど小さなグッズ類も含めて200点並んだ展示会では規模が全然違いますけどね。)
実際に作ってみたものがこちら
こんな感じで作ってみました。
いつ、どこでの情報は展示会タイトルや営業時間などと合わせて一つにまとめています。
なにを、なぜ、どのようにの部分ですが今回は
「「展示会を作ろう」というワークショップ企画が令和6年度アーツカウンシル前橋文化芸術支援事業に採択されて実施されそこでみんなでアイデアを出し合って展示会を作り三つの展示会「わたしの好きなもの」「◯展」「ミニキャラゆるキャラマスコット展」が開催されます」
という、事情が大変長くて複雑で文章化するのが難しかったです、頑張ったけどこれ以上シンプルにならないのでもうこれで出しちゃいます。
もし皆様もご自分で個展を開いたり展示会を主催したりした時に、余裕があればこのようなプレスリリース資料を作って地元の新聞社や役所の記者クラブに投函すれば新聞やラジオで紹介される可能性が上がります。都心部だと厳しいかもしれませんが、群馬だと地域の情報に強い上毛新聞社様などは結構な確率で取材に来てくれるのでよかったら試してみてください。
直近だと年末に開催した「琥珀のラオス展」は上毛新聞社様に取り上げて頂きました。
プレスリリースの送り先は?
プレスリリース記事の送り先は大きく分けて三つ。
①直接マスコミ各社に送る
②市役所や県庁の中にある記者クラブに投函する
③プレスリリースを代行してくれるPR会社などに依頼する
①は新聞各社、ラジオ局各社、テレビ局などのホームページを調べると送り先が記載されています。または一度取材に来て下さった記者の方から名刺を貰ったら次回以降はその記者に直接送っても良いでしょう。
ただし新聞記者の方は数年おきに配置換えなどで所属部署や担当地域が変わってしまうことがあるので年度が変わった後などは注意が必要です。
アートスープで調べた群馬県内のマスコミ各社のFAX番号一覧表がありますので、希望者にはお渡しします。メールやLINE等でお問い合わせください。
②の記者クラブは市町村役場や県庁などの中に記者クラブというマスコミ各社の詰め所があり、各社宛のプレスリリースや書類のポストが設置されています。
前橋市役所の場合は2階の文化国際課様の隣に記者クラブがあるので、お部屋の前にマスコミ各社宛のロッカーのような投函ポストがありますからそこに資料を置けば各社の担当者が読んでくれます。
群馬県庁は5階にある記者クラブ「刀水クラブ」で受け付けてくれますが、どちらも入っている会社は同じなのでどちらか片方で良いかと思います。
私は主に市役所の方に行くことが多いです。
③のPR専門の会社については使ったことが無いので分かりませんが
検索すると色々出てきますね。興味があれば使ってみても良いかもしれません。
今回の記事はここまでです、読んで下さりありがとうございました。
いよいよ来週水曜日1月22日から展示会開催です
引き続きよろしくお願い致します。