庭とのつながりを考えた家づくりを~窓の外の景色、考えていますか?~
涼しくて、外の風が気持ち良い秋の始まり。
日が暮れると鳴き始める虫の声を聞きながら、ゆったりマイホームで月を眺めるのもマイホーム時間のおすすめの過ごし方。
そこで今日は、住まいと庭とのつながりを考えた設計や、窓の外の景色をアート・宙ではどう考えて家づくりをしているのか、お話ししてみようと思います。
■間取りを作る前に考えるのは外構の配置
アート・宙では住まいを設計するとき、まず考えるのが外構の形です。
家を建てる土地に、どう駐車スペースを配置するのか。道路の入り方は?庭や駐車場から玄関へのアプローチはどうするか……
これらの外構の形を考えてから設計した上で、間取りを決定しています。
なぜ、外構から考えるのか?
心地よい住まいを作るためには、窓の位置がとても大切だからです。
例えば、LDKに設ける大きな窓は、どの方角に向けるのが良いのかを考える際。
南面道路に家が建ち、陽射しが入ったとしても、南面道路を行き交う人の目線が気になる……なんてことも大いにあります。
外からの視線、中から見える景色、光の入り方。
敷地やその周りの状況に合わせた間取りは、外構の配置を考えてから出なければ作れません。
■窓から見える景色について
室内から外を眺めたときに、どんな景色が見えるかも家の心地よさを左右する大切な要素のひとつです。
リビングやダイニングの窓を考える際には、その窓から何が見えるかを確認します。
窓をフレームとして考えたとき。手前に見える近景と、奥に見える遠景を作るだけで、奥行きが感じられて、外への広がりを作れることも。木を植える場所も、窓の近くと窓から離れた位置、というように窓からの距離を変えるだけで奥行きが作ることができます。
こんなふうに、設計時には外構や庭のプランニングをとても大切にしているアート・宙。
ときには、「予算の都合で庭の工事は再来年にしておこうかな」という方ももちろんいらっしゃいます。そんなときにも、庭にどんなふうに木を植える予定かだけでも考えておくこともあるんですよ。
ちなみに、庭を作るための打ち合わせでは、お施主さま、庭師さん、設計士の3者が揃って打ち合わせします。植える植物に関しても「葉が落ちる落葉樹は、道路側に植えると葉が落ちて掃除が大変かな、近所の方に迷惑をかけないかな」などもきちんと考えます。庭師さんの視点から、日当たりが悪いところにはこの木が向いている、なんて提案があることも。
お庭は家づくりにおいて、足し算ではなく掛け算で家の魅力を増してくれる存在。
だからこそ、アート・宙では住まいのプランニングの際に必ず庭をつくることもおすすめさせていただいています。
◎アート・宙 イベント情報
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◎アート・宙 展示場
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