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インドの美しい布文化を伝えたい
インドと日本の交差
当ブランドWHITE PIGEON
最新作ショール・コレクションは
MEETS ORIGIN
「 原点との出会い 」
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ブロック・プリントのコレクション
初制作時
今回はインド北部ラージャスターン州
ジャイプール一帯の地場産業で伝統工芸
木版(ブロック・プリント)と日本の職人技を
融合させた意匠が特徴の作品です
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ブロック・プリントを施した作品
最古では正倉院の時代より
伝承され続けている染技巧、板絞り
着物の小紋や高級浴衣でも馴染み深い
雪花絞の基礎なる染で万華鏡を
広げたような印象が美しい伝統技です
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アート作品の様に筆を使い
暈(ぼかし)を広げます
ショールの絹生地は福島県川俣町の
清流で織られた工芸資材の水羽衣
これら2ヵ国の文化を日本最高峰の
絹織物に施します
インドの工房での仕事
木版の魅力
木版を使い、染めていくブロック・プリントの
判子には自然界とインド文化をモチーフにした
様々な文様が彫られています
日本での和柄、代表格「青海波」
その源流は紀元前の時代、中央アジア
現在のカシュガルで陸地しか知らない
人々が憧れの大海を創造して刻んだ文様です
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木版(写真・下)
シルクロードを通じてアジアの国々往来が
盛んだった時代に、インドへと渡り
時を経て日本には安土・桃山時代に茶の席で
珍重された事から武家文化を通じて派生します
他にもインド北部は南インド文化とは
趣異なる小さな自然の命を
重んじる草花柄が溢れています
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施されたスカーフ
WHITE PIGEON collcection
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※リンク(上)より作品を
ご覧いただけます
これらは中東のアラベスク文様へ
ヨーロッパへは唐草文様として伝来され
レースのスカラー刺繍に派生していきます
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描かれる唐草文様の源流
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金彩を施した最新作のコレクション
そして私達、東洋へは正倉院の文献を
起点に様々に伝来
御祝い席での着物柄に、よく見かける吉祥柄
「七宝文様」は現在でも様々な伝統工芸品に
縁を繋ぐ柄として、重宝されています
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ハンド・プリントされた七宝文様
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ブロック・プリントの技術
ラージャスターン州の中でも山間に位置し
村の一帯で代々、継承される伝統工芸として
現在でも世界へブロック・プリントが
施された布は輸出されています
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ご近所サンへミルクを
シェアしているそうです
私達がいただく
チャイもこの子たちから・・・
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立ち作業が続く合間の嬉しい休憩
私がこれまで出会い、共に制作を
してきた日本国内の伝統工芸士が言うには
「 本当に腕が良いなら手早く仕上げて
流通される事で弟子を育てながら
客を待たせない仕事が本物だ 」
「 時間をかけるのは
数をこなしていない二流 」という
話を聞いた事がありました
確かに全国各地の伝統伝承産業と共に
作品を生み出しす過程で
お客様が求める最良の手仕事を提供する
職人は仕事が早く、創造を超える美しさで
納品して下さる・・・という実感があります
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工房内の景観
話が脱線しましたがインドの
ブロック・プリントは木版を定規など
目安なるものを使わず全行程を感覚で
柄を繋ぎ合わせていく見事な技量
その技巧高いリズミカルな職人技は
いつ触れても感動します
民族衣裳のサリーを装う習慣は
いまだ根強く、地消地産が日本と比較して
循環している国、インド
「 サスティナブル 」という意識を
持たずしても、文化や歴史、
自然を大切に想う価値観が何世紀にも渡り
日常の中に溶け込んでいる姿は
インドの大きな魅力でもあります
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絹オーガンジーへ、ブロック・プリントを施す様子
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七宝文様の融合作品
自然の染料
鮮やかな染料は全て自然界の
草花や野菜を調合して使用
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グリーンは(ほうれん草)から
染料を調合
当作のシグニチャーである金彩文様は
パール生産の白蝶貝粉を粉砕し
彩りとして、使用しています
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長き伝承され続けている
サスティナブルの精神
デザイン決定
ショールの独創性を高めるため工房を貸切
当作では全て色目・配置をディレクションし
独創性を高めた逸品を制作しています
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手伝ってくれているマディさん
そして工場オーナーと担当の職人さん
皆で記念に1枚
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最後は日本の和裁技術で手縫製します
豊かな自然美を表現し、時に崇拝する
文様がユーラシア大陸で何世紀にも渡り
美の象徴として愛され続けている様に
令和の時代でも互い文化を知り、
その感動を伝えたい想いから
当作はシルクロード美術を工芸で
一枚布に表現しています
展示会 MEETS ORIGIN
来週23日・24日展示会で文化と歴史が
織りなす至極の布をご紹介させていただきますので
是非、実際に触れてみていただけたら幸いです
― ご予約不要
― お気軽にお越しいただけましたら幸いです
日程:2023年5月23日(火)・24日(水)
場所:正午~18時(最終受付17時30分)
場所:浄土真宗大谷派 忠網寺
住所:東京都台東区池之端2-5-43
主催:株式会社WHITE PIGEON
*東京メトロ千代田線根津駅2番出口より徒歩2分
*会場へのお問い合わせはご遠慮下さい