意外と知らない?鞄の劣化を防いで長持ちさせる保管方法
鞄好きが高じ、ひとつまたひとつと鞄が増えるにつれ、同様に増えていくのが『鞄の保管方法』に関するお悩みではないでしょうか。
お気に入りの鞄であればあるほど、形をキレイに保ち、長く愛用し続けたいですよね。
今回はそんな大切な鞄を長持ちさせる、鞄にやさしい保管方法を紹介します。
鞄を保管する上での大敵。
それは『型崩れ』と『カビ』です。
せっかくのお気に入りの鞄ですからそういった傷みを防ぐためにも、適切な保管方法と場所を選びましょう。
まずは鞄を型崩れさせないための保管方法についてです。
鞄は立体的な形状をしているため、これを維持した状態で立てて収納することが最も型崩れをふせぐ方法となります。
鞄を重ねたり、つぶしたりするのは絶対にだめ。鞄同士が密着すると色移りの原因になったり、素材が張り付いてしまう危険があります。鞄をその形のまま置けるように、まずは保管場所を確保したいところです。
鞄の使用頻度によっても保管方法は変わってきます。
ほぼ毎日使用するのなら、見せる収納としてリビングや玄関に掛けたり置いておくのもいいかもしれません。
ただその場合でも、中に重い荷物が入ったままでは型崩れの原因となるため、週末など使わない日には中身を出して鞄を休ませてあげてください。
ハンドルやベルトが革で出来ている場合は、伸びを防ぐためにも掛ける収納よりは立てる収納がいいですね。とにかく、鞄に負担をかけないことが一番です。
鞄を長期保管する場合は、ブラッシングやクリーナーで汚れを落とした後に不織布袋に入れて保管する方法をおすすめします。
その際は型崩れを防ぐためにも鞄の中にタオルや丸めた新聞紙を入れて形を整えて保管しましょう。鞄の裏地へ新聞紙の色が移ってしまわないか心配なら、新聞紙を布で包んでおくと安心です。新聞紙は湿気対策に役立つほか、防虫効果も期待できます。
鞄を並べて収納する場合には、空気の通り道ができるように余裕を持って置きましょう。
また月に1度はクローゼットを解放し、湿度の調節をするのがおすすめです。晴れた日にクローゼットを開けた状態で窓を開け、部屋全体の換気を行えば、身体も鞄も気分転換になりそうです。
ここ豊岡もそうですが、日本は湿度の高い国。
鞄の保管には湿気対策が重要なポイントとなります。
クローゼットの中でも風通しのよい上段で保管することが理想ですが、その場所を確保するのが難しいこともあります。
そんな時は乾燥材に頼りましょう。鞄の保管には香り付きの乾燥剤ではなく無臭タイプをおすすめします。
ただ乾燥剤を大量に入れてしまうと、鞄に必要な水分まで吸収してしまう恐れがあるため、乾燥剤の使い過ぎには注意が必要です。
いっぽうで防虫剤の使用はあまりおすすめできません。
揮発した防虫剤が鞄に使われている革や金属と化学反応を起こして劣化や変色させる恐れがあります。
可能であれば定期的にクローゼットから取り出して虫干しをしたいところですね。
お気に入りの鞄だからこそ毎日使いたくなりますが、たまには休ませてあげることも必要です。そんなときはぜひ、鞄にやさしい方法で保管してあげてください。
次に使うとき、きれいな状態で手に取ることができれば、よりいっそうその鞄への愛情が深まるはずです。
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