日本最大級のカバン工場に潜入してみた。
こんにちは!
ARTPHERE/Atelier nuu豊岡店のスタッフ小谷です。
今日は兵庫県豊岡市のカバン工場に来ているよ。
この工場ではARTPHERE・Atelie nuuのカバンだけでなく、OEM生産でいろいろなブランドのカバンをつくっているんだって。すごいね~。
僕は普段はお店の方で働いているんだけど、ものづくりが大好きで僕らのカバンがどんなふうに出来上がるのかとても興味があるんだ。
そんなわけで、、このカバン工場に潜入してその秘密を探っていきたいと思います!
さっそく工場内部にお邪魔しようと思うんだけど、その前に。
潜入に同行してくれる僕の友達を紹介するよ。
その名も『せん入くん』です!
せん入くん)「はじめまして!せん入くんだよ!。僕はいろんな場所に潜入して、ふだんは見れない裏側を調査したり、そこで働く人にインタビューすることが大好き!今回の潜入の対象は創業60年にもなるカバン工場というじゃない。たのしみ〜ッ、せん入ゥせん入ゥ〜ッ」
僕たちがまず訪れたのは、仕入れた生地や革なんかが集まる裁断場だよ。
その前に、、この場所って向こうにはスーパーやレストランが見えるし、となりは民家だし、いわゆるふつうの街中って雰囲気。生活に身近な場所にカバンをつくる工場があるなんてさすが鞄の街だね。
せ)小谷さん見てください、この工場とても広いですよ!
それに資材や革の入った棚もたくさん並んで…!向こうには機械もみえます!
小)うん、この工場のすごいところは全てがひとつのフロアに収まっているところだね。
人やものが縦に移動する必要がないから、とても効率よく仕事ができるんだ。
せ)革や生地がたくさん…いいニオイですねぇ…
小)これだけ多くの材料が整然と棚に収まっているのもすごいね。
これなら使わない材料を眠らせてしまう心配もなさそうだ。
せ)小谷さん、向こうの機械のところに行ってみましょう!
小)これはクリッカーだね。抜き型を使って同じ形のパーツを何個も切り出すんだ。ひとつひとつ革包丁で切り出す方法もあるけど、たくさんのカバンを量産するには抜き型を使うほうが効率が良いね。
せ)ここで作ったパーツはこの後どうなるんでしょうか?
小)次は漉きという作業に移るよ。革は切っただけじゃ厚みが不均一だから、それを整えるために余分な厚みを削るんだ。このことを『漉く』というんだ。
漉きには全体を均一な厚みにする『平漉き』とパーツ同士が重なる箇所の厚みを整える『部分漉き』があるよ。
小)僕はコバ磨きが見たかったんだけど…
今日はやっていないみたいだね。
せ)小谷さん、向こうの部屋からなにやら大きな音がしますよ...!
行ってみましょう。
小)うわー、すごい迫力。これが自動裁断機...。
あらかじめコンピューターへ入力した形を生地に投影してレーザーの刃で自動的に切り出してるんだね…。
生地や革をひろげて、それぞれのパーツを取る場所を決めることを『型入れ』と呼んでいるんだけど、この機会なら表面の状態を確認しながら一気に型入れと裁断ができるからとても効率がいいね。
せ)小谷さん、いま裁断しているこの生地、どこかで見たことがありますよ…!
小)これはARTPHEREのスクエア バックパックに使用しているリモンタのナイロンFENZYだね。綿入りのボンディング加工がされていて、生地の表面にシワもあるから裁断が難しそうだけど…、自動裁断機ならへっちゃらかな。
小)裁断後は1枚1枚目で見て検品してくれているんだ。
特殊な素材はとくに注意してすすめているみたいだね。
せ)小谷さん、僕ははやく次の工程を見てみたいですよ。
小)そうだね。つぎはいよいよ縫製かな。
縫製の工場はまた別の場所にあるからダッシュで移動しようか。
せ)うわ~ッ、たのしみ〜ッ、せん入ゥせん入ゥ〜ッ!