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美術の成績表で1を取った僕がイラストレーターになるまで。
僕が絵を描くことを生業にするなんて、誰が想像したでしょうか。
誰もが考えつかなかったこと。自分ですら、こうして今現在絵を描く仕事をしていることにふと驚きます。
イラスト業界やアニメーション業界で働いているアーティストは幼少期から漫画を模写してみたり、絵を描いたりしてきたと思われると思います。実際、僕の体感でも8〜9割程はこうした背景を持っていると思います。
絵を描くこととは無縁の子ども時代
「絵なんかいつから好きだったっけ?」
「子どもの頃、絵描いてるとこなんかとこなんか見たことない」
久しぶりに会った学生時代の友達や、親族ですらちょっと前までの反応はもっぱらこれ。でも、そう思うのも仕方ありません。
僕自身、子どもの頃絵が好きだったわけでもなく、いやむしろ下手すぎて嫌いな活動だったかもしれない。幼稚園や学校の授業以外で”絵を描いた記憶すらありませんから。なので、小学生の時の写生大会ほど僕にとって嫌いなイベントはなかったかもしれないです、、、
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僕の家族がかなりアウトドア派でかなり運動家系だったこともあり、幼い頃から家にいて過ごす時間は圧倒的に少なかったです。特に小学生になると、サッカー、スイミング、ダンスと運動系の習い事で平日は消え、週末はサッカーの試合だったりとじっとしている時間はありませんでした。それこそ、小学生の時の冬時期は学校のある平日であっても、ズル休みをしてでもスキーやスノボーに連れて行ってくれるそんな親でしたwオススメはしませんがww今思うと、学生時代の中で小学生の時が一番休みが少なかったかもしれません。
僕が他の家族と少し違うなと感じ始めたのは、自らピアノを習いたいと思った時でした。ピアノといえば幼い頃から親に連れられて習わされるみたいやイメージがあるかもしれないですが、僕は小学校の音楽室でピアノを弾いてる同級生や先生の姿を見て弾きたいと思い始めて、習いたいと親にお願いしたのが小学6年生の時でした。かなり遅いと思います。習う前から音符は読めていたので、毎週レッスンに通うのが楽しく、曲が弾けるようになるのが本当に喜びでした。
中学校の音楽発表会ではショパンの別れの曲を弾いたり、合唱コンクールでは伴奏賞をもらったり。中学生の時はこう見えて割と文武両道で、陸上部の部長をしたり、学内の英語スピーチコンテスト連覇し、学校代表で高円宮杯英語弁論大会での県大会では優秀賞を頂いたり、それなりに真面目でした笑 ←この頃から真面目キャラが定着してしまった、、、笑
とは言っても、小学生の時は図工という括りだったので、工作とかで挽回できてましたが、中学生の美術の授業だけは常に低評価。下手でしたから、そりゃ仕方ないです。そんな僕でも(5段階か10段階評価かは忘れましたが)「1」を取った時はさすがにびっくりしましたw
当時ピアノの先生に音大を勧められたことはありましたが、こうした背景があるのにも関わらず、将来的にまさか「絵」で芸術系の学校に行くとは思いもしませんでした笑
では、なぜ???
前述したように、中学生の時から英語が好きだったので、海外で働きたいという意識と、漠然と映画の世界で働きたいという思いは常にありました。ただ、それは夢/興味として留まるだけで、大学では政治学科に進む決断をしました。国際的に働きたいという思いと興味があった分野であったため、この進路については後悔していません。実際に国際NGOでのインターンを経験することもできたりと自分にとってはプラスになったことも多かったと思います。
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政治を学んでいたバックグラウンドに興味を持ってくれた出版社とお仕事をして描いた絵本がこちらです↓
僕の現在の運動量を知ってる方は信じられないかもしれないですが(笑)、実は子どもの頃から腎臓と喘息を長く患っていました。
喘息は6歳の時からで、中学生まではかなりの数の入退院を繰り返し、小学生の時は保健室にしょっちゅうお世話になってました。重度のため度々死にかけたこともあったそうです、その時の記憶はありませんが。現在は大きな発作もなく安定していますが、毎晩ステロイドの吸入薬を服用しており、これは今後も一生付き合っていくことになるでしょう。
腎臓を患ったのは中学入学直前で、尿潜血があり受診したら即入院となりました。病名は頻回型ネフローゼ症候群という難病指定にもなっている腎臓疾患でした。入学式にも出られず、2ヶ月間入院生活を強いられました。薬の影響で免疫が落ちるので個室でしたが、既に入院には慣れていたので、入院病棟の看護師さんも知ってる方が多く、正直そこまで苦痛ではありませんでしたね。テレビも見放題でしたから笑 中学が進学校で、この2ヶ月間で勉強が遅れたら戻った時についていけないということもあり、学校から教科書と課題をもらって、自習するという恐ろしい程真面目な入院患者でしたね。身体自体は寝たきりというわけでもなく、割と元気だったので。今だったら、ずっと絵を描いているでしょうね!
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