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Academy of Art University
アメリカ カリフォルニア州 サンフランシスコ
ほとんどの分野でそれぞれBFA(学士号)とMFA(修士号)のプログラムが設置されています。学部学科もファッション、写真、ウェブデザイン、アニメーション等々多岐にわたり、生徒数もかなり多く、留学生の割合も比較的多いかと思います。
学校がPixarの対岸に位置しているため、アニメーション業界を目指す学生にとっては、Pixarの現役アーティストから教わる授業があるので、とても人気があります。(今はもしかしたら無くなってるかもしれません)
↑ 当時ピクサーのアートディレクターだったAnthony Christovのクラスを受講していたので、初めてピクサーに連れてってもらったときの写真です。
他のアニメーションスクールと少し異なるのは、分野が細分化されているので専門分野を学ぶ期間が長いことかなと思います。アニメーション学部では、アニメーターになるためのアニメーション学科(3D/Traditional)と絵コンテを学ぶストーリーボード学科が設置されています。
僕の通っていたヴィジュアルデベロップメント(Visual Development)学部は新設の学部でまだ10年も経ってないかと思います。BFAとMFAでやることが異なるのですが、基本的にこの学部では、アニメーション( 映画、テレビ問わず)におけるあらゆるデザインについて基礎から学びます。MFAについても最初の一年近くはほぼドローイングの基礎を学ぶので、専門に進むのはその後です。
これはMFAのみですが、修了試験のプレゼンで卒業制作として自身で作ったストーリーに基づいたアートブックを制作し提出します。実質、この卒業制作が卒業時のポートフォリオになります。この"アートブック"とは米国のメジャースタジオが長編映画を公開する時にほとんどの映画で"Art of______"として発売されるものと同様、キャラクターデザイン・カラースクリプト・背景デザイン・プロップデザイン・モーメントペインティングなどなど膨大な量になります。(メジャースタジオが発売しているものは日本でも和訳された物がアマゾンで簡単に購入できるので興味がある方は是非探してみてください。)
↑ Mid Point 後に取ったクラスでのプレゼン後。確か最後の学期だった気がします。
まず専門に進む際にMid Point Reviewという中間試験的なものに通過する必要があります。その際、自分が進みたいエリア(長編映画/TVアニメーション/ゲーム)を決め、アートブックを制作するためのベースとなるストーリーを考え、スケッチなどをまとめたプレゼンを制作します。 これに通過すると、後は自分のストーリーの改訂を繰り返しながら、ひたすら描いて描いて描きまくる日々です。このMid Pointを通過すると、その後のクラスは自分で好きなものを選択でき、そのクラスの中でも卒業制作を進めることができます。
↑ 上のリンクから僕の卒業制作の本が無料で読めるようになってるので、もし興味のある方いましたらw4年も前なのでだいぶ恥ずかしいですが、誰かのためになるならwww